サイエンスアーツが新たに言語対応を強化
株式会社サイエンスアーツ(東京都渋谷区、代表取締役社長:平岡 秀一)は、フロントラインワーカーを支援するライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」の機能を拡大し、トランシーバー翻訳機能に新たに5言語を追加しました。これにより対応言語は合計23言語に達し、国際移民労働者との効果的なコミュニケーションが可能となります。
外国人労働者の増加とその背景
日本国内では、少子高齢化が進行する中で外国人労働者の数が増加しています。特に2024年には204万人を超える見込みであり、これまでの前年比12.4%の増加が見込まれています。また、国際的には、2019年時点で約1億6,900万人が移民労働者として働いており、この背景には世界的な労働力需給のバランスが関与しています。サイエンスアーツでは、主に建設や運輸業からの翻訳言語のニーズに応える形で、クメール語、シンハラ語、ネパール語、ヒンディー語、ベンガル語の5言語を新たに追加しました。
Buddycomの革新的な機能
Buddycom は、フロントラインワーカーが直面する言語のバリアを取り除くために設計されたツールです。ユーザーが話した内容は、瞬時に相手の言語に翻訳され、音声および文字で届けられます。これにより、従来のトランシーバーや無線機ないで言語の違いを乗り越えられます。さらに、この翻訳機能は無制限の人数に対応し、同時に複数の言語への翻訳が行えるのが大きな特長です。
具体的な活用例
Buddycomのトランシーバー翻訳機能はすでに大手航空会社などで採用されており、実務においてその効果が実証されています。実際の使用事例として、JALが海外空港の整備部門でBuddycomを導入したことが挙げられます。これにより、国際的な現場でのコミュニケーションがスムーズに行えるようになり、作業効率が向上しています。
今後の展望とミッション
サイエンスアーツは、「フロントラインワーカーに未来のDXを提供し、明るく笑顔で働ける社会の力となる」というミッションを掲げています。今後もBuddycomの開発と販売を継続し、フロントラインワーカーがより働きやすい環境を提供するための努力を続けていくとしています。
Buddycomとは
Buddycomは、インターネット通信網(4G、5G、Wi-Fi)を利用して、スマートフォンやタブレットから利用できるライブコミュニケーションツールです。このサービスでは音声、テキストチャット、動画、位置情報(IoT)、AIを使ったデジタルアシスタントとのコミュニケーションが可能であり、航空、鉄道、建設、流通など多様な業種での導入実績があります。
会社概要
株式会社サイエンスアーツは2003年に設立され、資本金は4億円です。フロントラインワーカーのためのコミュニケーションプラットフォームを通じて、日本国内外の労働環境の改善に貢献することを目指しています。
詳しい情報は
Buddycom公式サイトや
サイエンスアーツ公式サイトをご覧ください。