国連気候変動枠組条約COP29でJFEが示す循環経済への挑戦
JFEエンジニアリングがCOP29で見せる未来の環境技術
2024年11月、アゼルバイジャンの首都バクーで開催される国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)にて、JFEエンジニアリング株式会社が登壇します。この機会は、一般社団法人日本環境衛生施設工業会(JEFMA)が主催するセミナーであり、JFEエンジニアリングは2回目の登壇となります。前回のCOP27では、二国間クレジット制度(JCM)を活用した廃棄物発電に関する技術を紹介し、多くの国々にその取り組みをアピールしました。
今回のセミナーでは「循環経済の実現に向けた廃棄物・資源分野における脱炭素技術」というテーマで、JFEエンジニアリングは「循環経済を実現するJFEのソリューション紹介~廃棄物リサイクル技術とCCUS~」に関する講演を行います。世界で唯一の「C-PhoeniX Process®」を用いた技術で、廃棄物をガス化し高品質な精製合成ガスを安定的に供給するプロセスを紹介します。
このC-PhoeniX Processは、プラスチックや持続可能な航空燃料(SAF)などの原料として使用できる精製合成ガスの安定製造を可能にします。さらに、今年2月には国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの「グリーンイノベーション基金事業」にも採択されており、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けた重要な技術として注目されています。
特に興味深いのは、東京都三鷹市および調布市のふじみ衛生組合と三菱ガス化学株式会社の協力により実施された、清掃工場の排ガスからのCO₂分離・回収を経て製造された初のグリーンメタノールです。これにより、ごみ燃焼過程で発生するCO₂を有効活用し、循環型経済への新たな一歩を踏み出します。
JFEエンジニアリングは、今後も様々な廃棄物処理や資源循環ニーズに応え、世界の脱炭素化をリードする企業を目指した取り組みを続けていきます。国際的な舞台での発表を通じて、より多くの人々に環境保護の重要性を訴えかけるとともに、持続可能な未来を築くための技術を広めていくことが期待されます。次なる一手として、COP29におけるJFEエンジニアリングの発表は、国際社会における環境意識の向上に寄与することでしょう。
会社情報
- 会社名
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JFEエンジニアリング株式会社
- 住所
- 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目一番地
- 電話番号
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