斎藤英次商店、脱炭素化へ
2024-06-28 17:21:59

斎藤英次商店、2030年カーボンニュートラル実現に向けた行動計画を発表 - 脱炭素化に向けた取り組みを加速

斎藤英次商店、2030年カーボンニュートラル実現に向けた行動計画を発表 - 脱炭素化に向けた取り組みを加速



千葉県・茨城県に10拠点を展開するリサイクル会社、斎藤英次商店は、2030年までのカーボンニュートラル実現に向けた行動計画を発表しました。同社は、創業100周年となる2046年に「温室効果ガスを排出しない社会の実現」というビジョンを掲げており、今回の計画はその実現に向けた重要なステップとなります。

斎藤英次商店は、これまでも自社の温室効果ガス排出量の把握、2046年までの削減目標設定、排出量計測体制の構築など、脱炭素化に向けた取り組みを進めてきました。

今回の行動計画では、2023年度から2024年度にかけて、自社所有の車両や重機の使用による温室効果ガス排出量の削減を目標に、J-クレジット購入によるカーボンオフセットを実施します。さらに、各拠点で使用している重機の電動化や太陽光発電の導入を進めることで、温室効果ガス排出量の削減を目指します。

計画の具体的な内容としては、以下の2点が挙げられます。

1. カーボンオフセットの実施: 当年度のScope1・2温室効果ガス排出量(※)に対して、J-クレジットを購入することで、実質的なカーボンニュートラルを実現します。

2. 重機の電動化と再生可能エネルギー導入: 各拠点で使用している重機の電動化を進めるとともに、太陽光発電システムを導入することで、温室効果ガス排出量の削減を目指します。

(※ Scope1・2とは、自社所有の車両や重機の使用による温室効果ガス排出量と、電力使用による温室効果ガス排出量の総計を指します。)

斎藤英次商店は、今回の計画に約3億5000万円の投資を予定しており、2030年までに順次投資を進めていく予定です。

同社は、回収車両からの排出量削減についても積極的に取り組んでおり、回収車両のEV化や燃料電池車化、バイオ燃料の活用といった手段の試験導入と評価を進めています。これらの取り組みが定量的な目標管理が可能になった段階で、行動計画に組み込む予定です。

斎藤英次商店は、回収車両からの排出削減に向けた取り組みにおいて、企業からの協力や提案を歓迎しており、持続可能な社会の実現に向けて、積極的に連携していく姿勢を示しています。

同社の代表取締役である斎藤大介氏は、「私たちは、創業100周年となる2046年に、温室効果ガス排出ゼロを実現するというビジョンを掲げています。今回の行動計画は、そのビジョン達成に向けた重要な一歩です。これからも、環境問題解決に積極的に取り組んでいくことで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。」と述べています。

斎藤英次商店は、環境問題解決に積極的に取り組む企業として、今後も注目を集めていくことが期待されます。


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