アマダ、第13回日経『星新一賞』に協賛
神奈川県伊勢原市に本社を構える株式会社アマダは、2025年に行われる第13回日経『星新一賞』に協賛することを発表しました。この文学賞は、日本経済新聞社が主催し、理系的な発想と創造的な能力を育むことを目指しています。アマダはこの賞への協賛を第2回から行っており、今年も理系分野における創造性の発展を支援する意志を表明しています。
星新一賞の概要
『星新一賞』は、ショートショートの名手である星新一氏にちなんで名付けられたもので、特に理系的な発想力を求める文学賞です。この賞では、業界にとらわれず様々なバックグラウンドを持つ応募者が作品を提出でき、昨年度の第12回ではAIを利用して執筆された小説がアマダ賞を受賞するなど、注目を集めています。これにより、AI技術も文学的創造力の一環として評価される道が開かれています。
募集期間および部門
第13回日経『星新一賞』の募集は、2025年7月1日から10月7日まで行われます。応募は、一般部門とジュニア部門(中学生以下)に分かれており、幅広い層の応募を受け付けています。特にジュニア部門は若い世代の独創性と想像力を育む機会として重視され、その未来の作家を見出す場ともなることでしょう。
アマダ賞について
一般部門から選ばれた優秀作品にはアマダ賞が授与され、さらに特別な表彰として身近に感じられる板金製品の一例として鉄道模型が贈呈される予定です。このように、アマダは単なる賞の協賛に留まらず、受賞者に具体的な産物を通じて産業との繋がりを強調しています。
評価の審査員
最終審査員には、名だたる専門家が揃いました。東京科学大学の大隈良典教授、ノンフィクションライターの最相葉月氏、マンガ家のとり・みき氏、京都橘大学の松原仁教授、北星学園大学の立原透耶教授らが審査に関わります。彼らの専門的視点と豊富な経験により、作品の評価が行われます。
参加の呼びかけ
これまでの経験を持つ物語作家はもちろん、研究者や技術者、さらには理系学生やAIを利用することに興味がある方々にもチャンスとなるこの賞。多様な応募が集まることで、様々な視点からの新しい物語が生まれることが期待されます。
詳細情報
アマダの取り組みは、モノづくりの精神を文学という形でも支え、未来の創造力を育む重要な機会を提供しています。文学賞の背後にある理系的思考が、今後どのような新しい風を吹き込むのか、非常に楽しみなところです。