社会的養護施設における新任職員研修、参加者数が想定を超える大成功
特定非営利活動法人チャイボラは、2022年5月19日から3回にわたり、新任職員向けの研修を全国規模でオンラインで実施しました。この研修には、約400名という大勢の職員が参加し、想定の3倍以上の動員を記録しました。
研修の背景と目的
この研修は、職員を新たに迎え入れる社会的養護施設が抱える問題に取り組むことを目的としています。多くの新任職員が、「子どもとどう関われば良いかわからない」「特性のある子どもへの接し方が知りたい」といった悩みを抱えています。そこで、施設職員として求められる基本知識を講義とディスカッションを通じて学ぶことができるプログラムが組まれました。
施設種別を超えた試み
これまでの研修は施設ごとに分かれて行われてきましたが、チャイボラの取り組みは施設種別を越えた初めての試みとなりました。児童養護施設や乳児院など、さまざまな施設の新任職員が集まり、情報を共有し、それぞれの経験を生かした学びを深める機会が生まれました。
参加した新任職員の中からは、「他の施設でも同じような悩みを抱えている人がいると知ることで、自分ももっと勉強して頑張りたいと思えた」「他の施設のスタッフと意見交換をすることで、多角的に問題を見ることができ、非常に有意義だった」という声が多く寄せられています。
今後の取り組み
チャイボラは、この新任職員向けの研修に留まらず、今後は入職前の研修も実施予定です。職員がスムーズに施設での業務を始められるよう、さまざまなサポートを提供する方針です。
研修の詳細情報
今後の研修に関する最新情報は、チャイボラの公式ウェブサイトやLINEオープンチャットで案内されます。以下のリンクからご確認いただけます。
NPO法人チャイボラについて
チャイボラは、児童養護施設を含む社会的養護施設の職員確保と定着を支援する、国内で唯一の団体です。全国の1/3以上の施設をサポートしており、社会的養護に関する総合情報サイト「チャボナビ」を運営しています。また、施設見学会や出張授業、定着を目的とした研修なども積極的に行っています。特に、全国の施設をオンラインで見学できる「見学フェア」や、メタバースでの交流イベントなど、先進的な取り組みを広げています。
メディア掲載実績
チャイボラは、NHKニュース「シブ5時」や読売新聞、東京新聞など、様々なメディアにも取り上げられています。今後も注目が集まりそうです。