佐賀銀行がNEXYZとの提携で見えた脱炭素社会への道
佐賀銀行が株式会社NEXYZと業務提携し、脱炭素社会の実現に向けた省エネ設備の導入を進めています。この提携により、地域の中小企業や自治体は、エネルギー効率の改善とCO₂排出削減に寄与する設備を導入することが可能となりました。特に注目すべきは、2022年5月から始まったこの取り組みが実を結び、CO₂排出削減量が1,000トンを突破したことです。
NEXYZとの連携での進展
この取り組みは、NEXYZが提供する「ネクシーズZERO」プログラムの一環として進められています。NEXYZは、日本国内を中心に省エネ設備や農業設備の導入支援を行い、SDGsの実現に向けた努力をしております。今までの成果として、佐賀銀行とのビジネスマッチングによる成約社数は151社、成約物件数は254件にのぼり、電力削減量は4,094,857 kWhに達しました。
特に、環境省と経済産業省が公表する九州電力の基礎排出係数をもとに算出したCO₂削減相当量は1,306トンに及び、これは地元経済にも大きな影響を与えています。
環境保全活動への熱意
NEXYZ.Groupは、1990年に設立されて以来、エンベデッド・ファイナンス事業に取り組み、環境問題に対しても積極的に行動しています。「エコ・ファースト企業」として環境大臣に認定された経歴や、最も歴史のある格付け機関ムーディーズから受けた評価に裏打ちされた信頼性が、他の企業との連携を促進しています。
また、NEXYZ.Groupの環境サイトでは、環境保全活動や具体的な数値目標を分かりやすく提示し、全社員が一丸となって取り組む姿勢を示しています。これにより、地域社会全体が環境問題への意識を高めることが期待されます。
未来への取り組み
今後、佐賀銀行とNEXYZがさらに連携し、省エネ設備導入を一層進めることで、持続可能な社会の実現に貢献していくことが求められます。地域経済を支えつつ、脱炭素に向けた取り組みが加速することで、次世代に引き継がれる環境づくりが加速していくでしょう。
このような地域を巻き込んだ取り組みは、多くの企業や自治体にとっても参考モデルとなり、全国的な脱炭素社会の実現へとつながっていくことが望まれます。佐賀銀行の先進的な試みから目が離せません。