ヒビノが手がける新たな感動のスポーツ観戦体験
ヒビノ株式会社は、スポーツイベントにおける映像演出を革新するために自社開発した新しい映像送出システム「HIBINO STATS MAGIC」を2023年6月から本格的に提供を開始しました。このシステムの目的は、競技理解を深め、観客に対してより興奮を与える体験を提供することです。
イノベーションの背景
ヒビノのビジュアルディビジョンは、ドームやアリーナで行われる大規模コンサートから企業イベントまで、さまざまな大型映像システムを提供しています。この豊富な知識と技術を活かし、特にスポーツイベントに注力してきました。その結果、今後期待されるスポーツイベント市場のさらなる拡大に応じて、観客の満足度向上を目指す取り組みの一環として、新たな映像送出システムの開発に繋がりました。
近年、新しいプロリーグの設立やスタジアムの整備が進んでいる中で、主催者や団体は観客動員の増加と満足度向上に全力で取り組んでいます。そこで、競技や演出に関する情報をリアルタイムで視覚化する方法が求められていました。
HIBINO STATS MAGICの特徴
この新システムは、スポーツデータ、演出映像、広告など、あらゆるデータを即座に処理し、統合して表示することができます。従来、大型映像装置に表示する際には多くのデータが個別に管理されていましたが、HIBINO STATS MAGICでは全てを一元管理し、タイムリーかつ正確に情報提供が可能です。
特に強調すべきは、視覚的に魅力的な情報表示を競技ごとにカスタマイズする機能です。選手の情報や結果を迅速に画面に反映させることで、観客の理解を深め、観戦体験を豊かにします。初めて観戦する人でもわかりやすく、コアファンにはより詳細な情報を提供し、会場全体の一体感を高めます。
競技の特性に対応した柔軟性
HIBINO STATS MAGICは、異なるスポーツや会場環境に柔軟に対応できます。画面数やサイズにとらわれない表示設定が可能で、複数の画面が連携して動くことで、一貫した演出を実現します。これにより、観客に統一感のある体験を提供し、リーグやチームのブランドイメージを強化できます。
直感的な操作と拡張性
このシステムは、操作がシンプルで直感的に行えるため、公式記録員でも簡単に扱うことができます。誤操作を防ぐためのアラート機能も搭載されており、安全性も考慮されています。また、自社開発であるため、競技や顧客のニーズに合わせた機能追加も可能です。
導入事例 - JAPAN SWIM 2025
この新システムは、既に多くのスポーツイベントで運用されており、例えば、2025年に東京アクアティクスセンターで開催された「JAPAN SWIM 2025」でも使用されました。この大会では、選手の入場や表彰式の演出をオリジナルデザインで行い、リアルタイムな競技結果を反映。従来の手動操作に比べて効率化が図られ、多大な好評を得ています。
未来への展望
ヒビノは今後、国内主要なスポーツイベントへのこのシステムの導入を進め、観客にさらなる感動と興奮を提供することを目指しています。この新しい映像技術がスポーツ産業の発展に寄与し、より多くの人々に「スポーツを現地で観戦する楽しさ」を届けていくことでしょう。