新たな防災教育
2025-11-25 09:34:24

長谷虎紡績と岐阜女子大が進める新たな防災教育プロジェクト

新たな防災教育の形を模索する長谷虎紡績と岐阜女子大学



長谷虎紡績株式会社と岐阜女子大学は、この度共同研究プロジェクトを始動しました。このプロジェクトの目玉は、昭和52年3月に発生した平方工場での火災を、メタバース空間に再現することで、災害対応に関する知識を学ぶ体験型コンテンツの開発です。

1. 発表の背景と目的



岐阜女子大学と長谷虎紡績は、新たに「防災テキスタイルプロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトは、防災教育を推進することを目的としており、紡績産業の技術や歴史と結びつけて教育効果を高めようとしています。特に、1977年の火災から50年を迎えるにあたり、この歴史的な出来事を教訓として位置づけることが重要だとされています。

2. プロジェクトの概要



このプロジェクトでは、まずカーペット工場をメタバース空間に再現し、参加者はその仮想空間内で工場見学や防災訓練を体験できます。具体的には、火災などの緊急事態に対する対応をシミュレーションすることができます。この内容は、多言語対応となっており、地域住民や学生、さらには海外のユーザーにも広く参加できる設計となっています。さらに、長谷虎紡績からは研究支援として50万円を岐阜女子大学へ寄付することが決まっています。

3. 社会的意義



このプロジェクトがもたらす社会的意義は多岐にわたります。地域産業の魅力を発信し、防災意識を高めるとともに、教育機会を拡充することが期待されています。また、AIとメタバース技術を活用することで、従来の教育方法には無かった新たな学習体験を創出します。このような企業と大学の連携は、持続可能な地域活性化モデルの提示にもつながります。

4. 今後の展望



今後の計画として、2025年12月には長谷虎紡績へのアンケート調査を実施し、得られたデータを基に改善を図る予定です。そして2026年には、メタバース空間の公開と合わせて、ユーザー参加型イベントを開催する計画です。プロジェクトにおけるコンテンツは継続的に追加され、運用体制も強化される見込みです。

このように長谷虎紡績と岐阜女子大学は、地域に根ざした防災教育の新たな形を模索しています。メタバースという最新技術を利用したこの取り組みが、今後どのような成果をもたらすのか、注目が集まっています。


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会社情報

会社名
長谷虎紡績株式会社
住所
岐阜県羽島市江吉良町197-1
電話番号
058-392-2121

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