色と対話する展
2019-10-28 15:19:14
色と対話する展「TALKING WITH COLOR」で感じる色の魅力とAIの新境地
色と対話する展「TALKING WITH COLOR」
東京工芸大学の色の科学芸術センター「カラボギャラリー」で開催される展覧会「色と対話する展」は、色に関する新しい視点を提供します。この展覧会は、2019年11月19日から2020年4月25日まで、神奈川県厚木市の同大学内で行われます。
展覧会のコンセプト
展覧会のテーマには「色と対話する」が掲げられており、観察者がどのように色にアプローチするかによって、その見え方や感じ方が変わることを体験できる作品が数多く展示されています。観察とは、受動的ではなく能動的な行為であり、まるで色と対話しているかのように、作品に触れることで新しい発見が待っています。
展示作品の紹介
錯視ドレス
特に注目されるのが、大海悠太氏が監修した「錯視ドレス」です。これは、色が「青と黒」なのか「白と金」なのか、見る人によって異なるという現象の現物展示です。訪れた人はLEDライトの色を変えることで、周囲の光によって色の見え方がどのように変化するのかを実験し、色との対話を楽しむことができます。
カオティックビデオフィードバック
続いて、大海悠太氏制作の「カオティックビデオフィードバック」では、カメラを用いた映像がループする中で、色が変換され、まるで自己が徐々に壊れていくかのような体験が得られます。このインタラクティブな要素は、観覧者を更に引き込むことでしょう。
スマートフットウェア ORPHE ONE
ブレイクダンス向けに設計された「スマートフットウェア ORPHE ONE」は、ダンサーの動きを自動的に判別し、その結果をフィードバックする画期的なシステムです。加速度センサーを活用し、動きの熟達度などを可視化します。今後この技術で、一般人にダンスが普及することが期待されています。
Through the Looking-Glass
Antoine Pasquali氏らの「Through the Looking-Glass」では、AIがリアルタイムで様々なスタイルの動画を生成します。参加者はその変化を色のパターンとして視覚化し、AIのメカニズムを直に感じ取ることができます。
身体情報の色による可視化
辛徳氏らの作品では、身体の動きに連動してLED照明が色を変化させ、身体情報の時間的な変化を可視化します。
受け入れられるイベントも
展覧会は単なる美術展に留まらず、オープニングトークや特別講義など関連イベントも盛りだくさんです。例えば、脳科学者の茂木健一郎氏によるトークが行われるオープニングイベントは、多くの方々が興味を持てる内容となっており、参加者が色の意味について深く考える手助けとなるでしょう。
ビジターの皆様へ
今回の展覧会は、入場無料で多くの方に開放されています。ぜひ実際の体験を通じて、色との対話を楽しんでみてください。
さまざまなアートの形態を通して、観覧者の生活の中の色の意味を再考させるこの展覧会は、色への理解を深め、遊び心を刺激すること間違いなしです。皆さんの来場をお待ちしています。
会社情報
- 会社名
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東京工芸大学
- 住所
- 東京都中野区本町2丁目9−5
- 電話番号
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03-3372-1321