新バッテリー監視ソリューション
2026-07-15 10:57:10

Nordic Semiconductorが新たなバッテリー監視ソリューション「Fuel Gauge v2.0」を発表

Nordic Semiconductorの新たな取り組み



低消費電力ワイヤレス接続のリーダー、Nordic Semiconductorは、バッテリーの健康状態を的確に把握できる新しいソリューション「Fuel Gauge v2.0」の提供開始を発表しました。これは、IoTデバイス向けパワーマネジメントICである「nPM1300」と「nPM1304」に対応し、2026年3月に開催されるEmbedded World 2026にて初めてその姿を現しました。これまで高価格帯に位置付けられていた、洗練されたバッテリー・インテリジェンス技術を、追加コストなしで幅広いIoT製品にサービスを提供できるようになりました。

バッテリー監視の新たな視点



IoTデバイスに搭載されるバッテリーの健全性を監視することは、開発者にとって長年の課題でした。従来のバッテリー残量ゲージは、固定モデルやクーロンカウンティングに依存し、測定の誤差が蓄積することが避けられませんでした。これにより、製品の製造元はバッテリーの寿命を正確に予測できず、ユーザーにとっては劣化が進行したタイミングで初めて問題に直面することが多かったのです。

Fuel Gauge v2.0では、バッテリーの充電状態(SoC)を高精度に推定する機能に加え、適応型モデルを導入しました。これにより、バッテリーの使用状況をリアルタイムで比較し、真のバッテリーの健康状態(SoH)を把握できます。これまで困難だった長期的なバッテリー劣化の追跡が可能になり、より良いユーザーエクスペリエンスが実現されます。

この新技術では、専用のバッテリー残量ゲージICを必要とせず、nPM1300またはnPM1304に内蔵された電圧・温度・電流の測定機能を使用します。この仕組みにより、システムコストを低減しつつ、バッテリー監視の精度を向上させることができました。燃料計は多くのホストデバイスと互換性があり、nRF54シリーズやnRF91シリーズを含むさまざまなMCUやワイヤレスSoCで動作します。

クラウドとのシームレスな連携



また、Fuel Gauge v2.0は「nRF Cloud powered by Memfault」との連携を強化し、バッテリーの状態を可視化することが可能です。デバイスは自動的にバッテリー健全性や充電状態、パフォーマンス指標をレポートし、ダッシュボードからフリート全体の状態を一元的に把握できます。これにより、異常の早期発見や充電パラメーターの最適化が可能になり、次世代製品の開発に向けたデータが蓄積されていきます。

この機能は、製品のライフサイクルを通じて、信頼性の高いデータをもとにバッテリー交換のタイミングをユーザーに知らせるためのものです。このアプローチにより、製品の保証コストの削減に寄与し、ユーザーが容易にバッテリーを交換できるようになることも目指しています。EUの電池規則に準じた対応もしやすく、ユーザーにとっても便利な環境が整っていくことでしょう。

まとめ



Nordic Semiconductorの「Fuel Gauge v2.0」は、IoTデバイスにおけるバッテリー管理を大きく進化させる技術と言えるでしょう。詳細なバッテリー健康情報を通じて、開発者やメーカーはより効率的な製品設計が可能になります。この革新的な技術は、今後のIoTエコシステムにおいて重要な役割を果たすことでしょう。


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会社情報

会社名
ノルディック・セミコンダクター株式会社
住所
東京都港区東新橋2-9-1CIRCLES汐留 6F
電話番号
03-6435-7564

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