オリコの『ワケタラ』、注目の特許技術とは
株式会社オリエントコーポレーション(オリコ)が、注目のデジタル分割払いサービス『ワケタラ』に関する2件のビジネスモデル特許を取得しました。これにより、同社は今後の決済シーンにおける革新的な変化を起こすことを目指しています。
特許技術の詳細
1. QRコード決済による分割払い
今回取得した特許第7727617号は、QRコードを活用した分割払いの決済方法に関するものです。これにより、お客さまは直接販売店でQRコードをスキャンすること、またはアプリ内で提示されたQRコードを使用することで、希望の支払回数で分割払いが利用できるようになります。この仕組みにより、売り手と買い手の利便性が向上し、流通業界に新たなビジネスチャンスが生まれます。
2. 複数の取引条件の適用
取得したもう一つの特許(第7759973号)は、商取引システムに関するもので、購入時に複数の取引条件を設定できる機能を含んでいます。販売店は、商品や催事の目的に応じて、様々な支払回数や手数料率を選択できるため、より顧客ニーズに柔軟に対応できるようになりました。これにより、購入体験が多様化し、個々のお客さまに合ったサービスを提供できる環境が整います。
『ワケタラ』の利便性
『ワケタラ』は、申し込みと審査が完了すると、利用可能枠内でいつでもQRコードやバーコードを読み取るだけで、簡単に分割払いが利用できるサービスです。このデジタル分割払いは、顧客に対して新たな支払い方法を提案し、今後ますますニーズが高まることが予想されます。
中期経営計画と未来の展望
オリコは、2026年3月期を初年度とする中期経営計画において、「新たな体験価値提供を通じた顧客とのエンゲージメント強化」を目標に掲げています。これは、単なる金融機関から脱却し、顧客を軸としたサービスの提供を目指すものです。特許を通じた技術革新とともに、オリコは「与信Xテクノロジー」を駆使した新しい金融シーンの創出を志向しています。
安全・安心なサービスの提供
今後もオリコは、安全で安心して利用できるサービスを提供し続け、新たな顧客体験を創造するために取り組んでいきます。デジタル技術の進化により、今までにない利便性を誇る『ワケタラ』の普及に注目が集まるなか、オリコの攻勢がどのように展開されるか、今後の動向に大いに期待が寄せられます。