2026年10月17日、障がい当事者のオンライン交流会『凸凹村交流会』が開催され、過去最多の16名が参加しました。これまでにない多くの参加者が集い、様々な経験や意見が交わされ、視覚障がい者が直面する現実的な問題や課題について真剣に考える機会となりました。
凸凹村交流会とは
凸凹村交流会は、発達障がい、精神障がい、知的障がい、身体障がい、難病など、様々な障がいを持つ当事者がお互いをサポートし合う場です。月に一度、Zoomを介して行われ、安心して話せる環境を重視しています。参加者は、障がいを持っている方であれば誰でも参加可能。カメラオフや途中参加も許可されています。これにより、気軽に参加できる雰囲気が生まれています。
公共交通機関の課題
今大会では特に公共交通機関での体験について多くの意見が交わされました。視覚障がい者の参加者は、周囲の状況が見えないため、大きな声に驚くことがあると発言。周りの人が状況を説明してくれるだけで安心できると話しました。また、いきなり身体に触れるのではなく、距離を置いて声をかけてほしいという切実な願いも共有されました。参加者同士で、困ったときには優しさを持って接することが重要であるとの合意が得られました。
駅の無人化と支援の必要性
視覚障がいの参加者は、駅構内の変化や無人化が進むことで、サポートを得にくくなる問題を指摘しました。ガイドヘルパーの不足も課題であり、福祉制度に対する不満が表明されました。特に、バス停の位置変更を求めて市役所と交渉した体験談が紹介され、実際の行動が変化をもたらすことを示唆しました。
「できない」と向き合う姿勢
交流の中で「できないこと」との向き合い方も語られました。障がいによって動かない部位があっても工夫して自立した生活を送る経験や、障がいを抱えながらも音楽に挑戦する姿勢が共有されました。「できないこと」は嘆くのではなく、どのように対処するかを一緒に考える姿勢が重要であるとの共通認識が高まりました。
ワークスタイルの見直し
就労に関しては、参加者各自のペースで進むことが求められ、一歩ずつ進むことが大切だとの意見が印象に残りました。一般就労を目指す過程でも、一人一人の状況に合った働き方を考えることが重要であり、その中で焦る必要はないとの共感がありました。これにより、障がいを抱える人々が自分らしい働き方を見つける手助けとなる考え方が広がりました。
参加者の増加と今後の工夫
参加人数が増えたことによる運営面での工夫も展開されました。発言者が名乗ることで誰が話しているかを明確にし、より良い対話を促進することが求められています。また、Zoomを活用したブレイクアウトルームを導入するなど、参加者全員に発言機会を与える工夫も計画されています。不安を軽減するためのアプローチが進行中です。
凸凹村の未来
『凸凹村』自体は、障がいを持つ人々が自由に交流し、課題に立ち向かうコミュニティとして2023年に誕生しました。今後も新たなプロジェクトや活動が生まれることでしょう。特に農業プロジェクトにおいては、無農薬野菜の販売を通じて障がい者の自立支援を図る試みが進行中です。村民としての登録や活動への参加を希望する人々に向けて、手続きを案内する準備が整っています。
今後も『凸凹村交流会』は、多くの当事者がつながり、支え合う場を提供し続けていくことでしょう。