クラーク記念国際高等学校とパソナ農援隊の産学連携授業
広域通信制高校のクラーク記念国際高等学校(以下、クラーク国際)は、地方創生をテーマにした産学連携授業を令和6年の5月から12月まで実施します。この取り組みは、パソナグループの「パソナ農援隊」と共同で進められ、生徒たちが淡路島における地域課題の解決を目指すプレゼンテーションを行う予定です。
授業は5月23日から始まり、オンライン学習と通学を交えた形で展開され、各地域の特性を活かしたフィールドワークも行われます。このプログラムは過去2年連続で実施されており、昨年度は生徒たちに高い満足度をもたらし、地域に対する関心を抱かせました。そのため、今年度も同様のプログラムが開催されることとなりました。
授業の背景と目的
クラーク国際では、「“好き”を“得意”に」育てる教育理念のもと、多様なプロフェッショナルや企業と連携し、実践的かつ社会性の高い授業を展開しています。パソナ農援隊との協働によって、地元の農業や産業に関する現状を学び、生徒自身が地域社会に新たな価値を生み出すことを目的としています。
この授業は、淡路島における農業支援活動を通じて、生徒たちは地域の課題を発見し、それに対する解決策を提案する能力を身に付けます。つまり、実社会での課題発見力や問題解決能力を養うことが期待されています。
プレゼンテーションの詳細
2024年12月12日には、最終プレゼンテーションがパソナグローバルハブスクエアで行われます。このプレゼンでは、地域課題解決に向けた生徒たちの提案が発表されます。「新しい価値創造」をテーマにしたプレゼンは、企業や地域社会にとっても貴重なアイデアが詰まったものとなるでしょう。
学生の声
参加した生徒たちからは、この授業を通じて自発的に学ぶ姿勢や地域との関わり方、さらにはプレゼンテーション能力の向上を感じているという声があります。たとえば、2年生の石中仁一朗さんは、「授業を通じて調べる力が身についた」と語り、最終プレゼンテーションでの意気込みを示しました。また、樋口洋輔さんや雀部直生さんもそれぞれの成長を実感し、仲間と協力して良い成果を出すことに努めています。
このように、クラーク国際の産学連携授業は、生徒たちにとって貴重な実践の場となり、地域に根ざした学びを促進する取り組みとして注目されています。今後のプレゼンテーションにも期待が寄せられています。
地域との連携における意義
この授業が持つ意義は、単に学ぶだけではなく、実際に地域と連携しながら学ぶことにあります。学生たちは、自らの発想力を活かして地域問題に挑戦し、実践を通じて多角的な視点を育んでいます。このような体験が、彼らの未来においても貴重な財産となるでしょう。
最後に
クラーク記念国際高等学校とパソナ農援隊が共に進めるこの取り組みは、地域の課題解決に向けた新たな一歩として、学生たちに貴重な経験を提供しています。彼らは未来のリーダーとして、地域社会に貢献するための力を育んでいるのです。これからの授業やプレゼンテーションの成果には、多くの人々が期待と注目を寄せています。