第5回インフラマネジメントテクノロジーコンテスト2024
2024年に開催された第5回インフラマネジメントテクノロジーコンテスト(通称: インフラコン)では、全国37校から39チームが参加し、最終的な入賞作品が発表されました。このコンテストは、インフラに関する新しいアイデアや技術を競い合うものであり、特に若い技術者たちの創造力を評価する場ともなっています。
グランプリ受賞作品
最も栄誉あるグランプリには、石川高専のチーム「うちけん」が見事に輝きました。彼らの提案は「Pポート~空きカーポートのバス停利用からはじまる地域住民によるまちづくり~」というもので、地域の空きカーポートをバス停として活用し、コミュニティの視点からインフラを充実させることを目指した内容です。提案の中では、利用者が増えることで地域の活性化にもつながり、オンデマンドバスのサービスをさらに拡充するアイデアが盛り込まれています。
準グランプリと地域賞
準グランプリを受賞したのは、同じく石川高専の「まこLab」で、彼らの提案「Stop GANKO Step~廃材資源を有効活用、災害に強い街を創造~」が評価されました。この提案では、廃材を使った土嚢袋を利用した段差解消と道路補強のアイデアが特に注目されました。
地域賞は、旭川高専の「チームぽんぽんぽんきち最終章」が受賞しました。彼らの提案「埋まっている消火栓が見えるんです-上下水道3Dプラットフォームのその先へ-」は、消火栓の位置を可視化することで地域の安全性向上に貢献することを目指しています。
その他の受賞作品
さらに、福島高専からは「排水の陣」が、沖縄高専からは「PUNITTO」がチャレンジ賞を受賞しました。それぞれ「Aqua-Resilience」と「対戦型維持管理ゲーム「オペメンリバイバル」」という独自のアイデアによるもので、廃材の再利用や楽しむことを通じて維持管理の重要性を伝える試みが評価されました。
授賞式について
授賞式は2025年3月5日(水)に都内で開催予定です。このイベントでは、参加した高専生たちが集まる交流会も兼ねていますので、関心のある方はぜひ参加されることをお勧めします。新たなアイデアやインスピレーションに満ちた場を体験する良い機会となるでしょう。
お問い合わせ
詳細については、
インフラテクコンの公式サイトをご覧いただくか、インフラマネジメントテクノロジーコンテスト事務局にお問い合わせください。電話番号は03-6806-7281、またはメール(
[email protected])でのお問い合わせが可能です。担当者は岩佐と岡野です。
このように、ユーザーの視点でインフラの改善を考える若者たちの取り組みが、今後の地域社会に大きな影響を及ぼすことを期待しています。