三重で「子ども主体の授業」をテーマにしたセミナー開催
2025年8月9日、三重県津市にて「授業てらす夏のセミナー2025MieDu」が開催されます。このイベントは、全国の教師が集い、共に学び合うことを目的としたもので、教育観を揺さぶる貴重な対話の場が設けられます。
セミナーの目的
新学期に入り、教師たちが授業準備や生徒との関係に不安を抱える中、このセミナーはその不安を解消する助けとなることを目指しています。特に春から教壇に立ち始めた初任の先生にとって、夏は自身の授業を見直す重要な時期。このセミナーでは「どのように授業を作るのか」「どのような学びを提供したいのか」を互いに語り合う場を用意しています。
対話を通じた学びの場
このセミナーの特徴の一つは、参加者が“語る側”になることです。年数に関係なく、授業づくりについての試行錯誤や挑戦を共有することで、「一人ではない」と感じられる空間を実現します。また、参加者の興味や顔ぶれを元にテーマを決定するスタイルが、より意味のある議論を生み出します。さまざまな教科を超えた授業の本質を再考する絶好の機会です。
特別講演のご紹介
セミナーの目玉となる特別講演には、理科教育の第一人者である前田昌志先生が登壇し、「子ども主体の授業」の設計について語ります。前田先生は数々の教育賞を受賞し、2025年7月には著書『子どもが主語になる理科授業のしくみ』が発売予定です。これにより、授業づくりに関するさまざまな悩みを抱える教師たちの背中を押す内容になるでしょう。
セミナーの詳細情報
- - 日時: 2025年8月9日(土)13:00〜16:50
- - 場所: アスト津 会議室1(三重県津市羽所町700)
- - 参加費: 一般 2,000円 / 授業てらす会員・MieDu会員 1,500円
- - お申し込み: 申し込みはこちら
プログラム概要
- - 第1部: 若手教員による実践発表&マインドシェア(13:20~)
授業づくりにおいて大切にしていることを語りながら、対話を通して共有します。
- - 第2部: 教科部会(国語・算数・理科)(14:50~)
「夏休み明けの授業、どうつくる?」をテーマに自由に語り合います。
- - 第3部: 特別講演・前田昌志先生(15:40~)
子ども主体の授業をどうデザインするか、その根本を問い直します。
このセミナーは、全国にいる同じような悩みを抱える教師たちとの貴重な対話の場であり、共に成長するための一歩を踏み出す機会となるでしょう。高まる教育の課題に対し、未来を見据えた授業の在り方を考えるきっかけとなることが期待されます。