障がいを超えて共に楽しむ！インクルーシブダンスの新たな取り組み

東京都新宿区に拠点を持つ株式会社セプテーニ・ホールディングスが運営するプロダンスチーム「SEPTENI RAPTURES」は、NPO法人SUPLIFEと共に、障がいのある子どもとない子どもが一緒に楽しむことを目的としたインクルーシブダンスワークショップを開催します。この取り組みは、様々な背景を持つ子どもたちが共にダンスを楽しみながら、お互いを尊重し支え合う大切さを体感する機会を提供することを目指しています。

ダンスの魅力と教育の必要性

PERF株式会社が展開するSEPTENI RAPTURESは、日本最高峰のダンス技術を持つダンサーたちが揃い、「ダンスをスポーツとして普及させたい」という情熱で活動しています。SUPLIFEも同様に、障がいのある子どもとない子どもが共に育つ機会が重要であると考えており、2024年に発足した「ブドウの実ダンスプロジェクト」では既に、障がいの有無に関わらず様々な子どもたちが一緒に創作することの意義を伝えてきました。

プロジェクトの実施内容

今回、SEPTENI RAPTURESは「ブドウの実ダンスプロジェクト vol.2」を実施し、ダウン症のある小学3年生5名と、セプテーニが運営するダンススクールに通う小学生5名が参加します。このワークショップでは、講師にラプチャーズの現役選手であるITTONとAMIを迎え、共にダンス作品を制作します。参加者たちは2025年4月に開催される「バディウォーク東京for all 2025」でその成果を発表する予定です。

共生社会へのステップ

「共生社会」というコンセプトは一般的に広まってきたものの、日本の教育現場では障がい者と健常者が一緒に育つことが難しいのが現実です。内閣府の調査では、多くの人々が障がい者を助けた経験がない原因として、その機会がなかったり接し方がわからなかったりしていることが指摘されています。このような状況を打破するため、SUPLIFEとSEPTENI RAPTURESは、子どもたちが自然に相互交流し学び合う機会を提供することに注力しています。

ワークショップの詳細

練習日程

- 2025年3月9日、3月23日、4月6日、4月13日、4月20日
- 実施時間：10:30～11:30
- 練習場所：STUDIO RAPTURES（東京都豊島区北大塚）

※3月9日のみ他のスタジオで実施

本番

- 2025年4月26日（土）
- バディウォーク東京for all 2025イベントステージにて

子どもたちは、インクルーシブダンスワークショップを通じて、個性を尊重し合う大切さや共生社会の在り方を体感し、学びの場とします。ダンス作品が完成する過程での経験と相互理解が、子どもたちの未来へとつながることでしょう。この取り組みによって、社会全体が「共生」の重要性を認識するきっかけを創り出すことを期待しています。