大阪府と村上財団が手を組み、社会課題解決に向けたクラウドファンディングプロジェクトを支援

大阪府と村上財団によるクラウドファンディングの取り組み

近年、地域の課題解決に向けた活動が注目されている中、株式会社ボーダレス・ジャパンが運営するクラウドファンディングプラットフォーム「For Good」が、大阪府と一般財団法人村上財団と連携し、「NPO等活動支援による社会課題解決事業」を開始しました。この事業は、SDGs（持続可能な開発目標）の理念である「誰一人取り残さない」社会の実現を目指し、地域の非営利団体を支援することを目的としています。

事業の概要

本プロジェクトでは、大阪府内で活動するNPOや関連団体がクラウドファンディングを通じて資金を集め、その支援金と同額（最大100万円）を村上財団がマッチング寄付として提供します。この取り組みにより、アクティブな団体が持続可能な活動を行えるよう、For Goodはプロジェクトの立ち上げから広報活動まで、全面的にサポートしていきます。

最新の情報や詳しい内容は、特設ページをチェックしてください。

採択団体とプロジェクト

令和7年度には、4団体がこの支援事業に選ばれ、各種プロジェクトを通じてクラウドファンディングに挑戦しています。それぞれのプロジェクトは以下の通りです：

- NPO法人部活動リノベクエストLabo

プロジェクト名：「ミライのブカツ」次世代リーダー養成アカデミー開校へ！
クラウドファンディングページ

- 一般社団法人日本金融教育支援機構

プロジェクト名：すべての子どもたちに金融教育を届ける社会の実現
クラウドファンディングページ

- 特定非営利活動法人 MUKU

プロジェクト名：キッチンカーで「誰でも食堂」プロジェクト
クラウドファンディングページ

- NPO法人 AYA

プロジェクト名：病気や障がいのある子も楽しめるインクルーシブ音楽祭 in 大阪
クラウドファンディングページ

大阪府および村上財団からのメッセージ

大阪府知事の吉村洋文氏は「このプロジェクトは、大阪の社会課題を解決するための重要な一歩であり、5年間での成功事例を踏まえ、今後も多くの団体が支援を受けることを期待しています」と述べています。

さらに、村上財団の代表理事、村上フレンツェル玲氏は「特に貧困、健康、教育、ジェンダー、持続可能な発展をテーマに活動を進めている団体への支援を継続していく所存です」と強調しました。

クラウドファンディングキックオフイベントの実施

本事業の開始前、2025年5月13日に東京都内で「クラウドファンディングキックオフイベント」が開催されました。このイベントでは、各団体のプロジェクト発表や参加者同士の意見交換が行われ、多くの支援の輪が広がるきっかけとなりました。

For Goodは、社会の課題を解決するためのアイデアを実現する場として、従来のクラウドファンディングに比べて手数料を0円に設定し、「1円でも多くの支援を活動に充てられる」仕組みを整えています。また、スピーディなプロジェクト公開も可能で、支援を必要とする活動がスムーズに展開できるようサポートしています。

このような取り組みを通じて、多くの人々がNPOの活動に関心を持ち、社会課題解決に参加することが期待されます。