東京の未来を築く「Roof Park Project」が始動！

東京高速道路再生プロジェクト「Roof Park Project」が始動

東京高速道路株式会社は、KK線（東京高速道路）を歩行者中心の空間に生まれ変わらせる新たなプロジェクト「Roof Park Project」を発表しました。このプロジェクトは、2025年4月にKK線を廃止し、車から人へと空間の使い方を転換する取り組みの一環です。

プロジェクトの目的と特長

「Roof Park Project」は、都市スケールでの再生を目指し、以下のような特筆すべき点を持っています。

1. 新たな価値の創出

既存のインフラを再利用し、周辺の街を緩やかにつなげることで、上部と地上の連携を強化します。これにより賑わいのあるコミュニティを築くことが期待されています。

2. 公民連携の推進

東京都と共同で進めるこのプロジェクトでは、民間企業と公的機関が連携し、共創的な公共空間の在り方を模索しています。これにより、東京を「世界から注目される観光拠点」として育てることを目指しています。

3. 多様な人々との共創

「共創プラットフォーム」を設け、様々な専門家や市民とともにアイデアを出し合いながら新たな公共空間をデザインします。これにより、誰もが関われる環境作りを進めます。

4. ヒューマンスケールの実現

車の速さから人の速さへと焦点をあてた「ゆっくりつくる」の理念のもと、手作り感や愛着を持たせる丁寧なまちづくりを行います。

プロジェクト名称に込められた思い

「Roof Park Project」の名称には、屋根の下に様々な営みがあり、そこから明るい見通しを持てるようにとの思いが込められています。開業から60年以上の歴史を持つKK線の再生は、ただ道路を撤去するだけでなく、下部の商業施設や地域の活気を保ちつつ、上部を歩行者の空間にしていくことを意味しています。