MUFGのESGファンド出資
2021-08-05 11:15:18
三菱UFJ銀行がESG重視型ファンドに出資し持続可能な社会を目指す
三菱UFJ銀行、革新的なESGファンドへの出資を決定
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環として、気候変動や社会課題に取り組む企業を支援することを目指して「MPower Partners Fund L.P.」への出資を発表しました。
このファンドは、キャシー松井氏、村上由美子氏、関美和氏の三人によって設立され、ESG(環境・社会・ガバナンス)に特化したベンチャー・キャピタルファンドとして注目されています。設立メンバーは、金融業界で長年にわたりESGの研究や促進に携わってきた専門家です。このファンドは、ベンチャー企業が持続可能な社会を構築する手助けをし、それと同時に彼らの経済的リターンの最大化を目指します。
MUFGの企業理念
MUFGは、自社の存在意義を「世界が進むチカラになる。」と位置づけ、全てのステークホルダーがより良い未来へ向かうための力になることを企業活動の基本方針としています。この理念に基づき、産業育成、社会インフラ整備、ダイバーシティの推進など、様々な社会課題において10の主要テーマを設定し、持続可能な社会の実現を目指しております。
本ファンドへの出資は、その果敢な取り組みの一環として位置付けられており、ESG評価を導入することで、投資先企業の持続的成長を支える仕組みを充実させていく方針です。
MPower Partners Fund L.P.の目的
「MPower Partners Fund L.P.」では、ヘルスケアやフィンテック、環境関連など、幅広い分野の国内外ベンチャー企業を対象にしています。特にESG評価がこれら企業の成長戦略に組み込まれることで、社会課題の解決と経済的利益の両立を図ることが期待されています。
このファンドの総額は150百万米ドルを目指しており、三菱UFJの関係者は、持続可能な開発目標(SDGs)に即した企業へ投資を行うことで、投資先企業の成長を支援することを重視しています。また、投資判断の際には、環境と社会的な影響も考慮し、経済的な利点だけではなく、多面的な視点からの支援が重要とされています。
2023年以降の展望
MUFGは、今後も持続可能な社会に向けた取り組みを継続して実施し、全てのステークホルダーが直面する課題の克服をサポートしていく方針です。ESG重視のファンドを通じた投資拡大は、その理念を体現したものであり、社会的責任を果たしながら新たな成長の可能性を模索する姿勢が伺えます。これからのベンチャー企業とMUFGの連携によって、持続可能な未来に向けた一歩が着実に進むことが期待されます。
このように、三菱UFJ銀行の取り組みは、社会課題の解決に貢献すると同時に、副次的な利益も得る、まさにウィンウィンの関係を目指していることを物語っています。
会社情報
- 会社名
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株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
- 住所
- 東京都千代田区丸の内2-7-1
- 電話番号
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