文化体験パスポート
2025-07-25 11:24:30

JTBと日本博事務局が共同開発した文化体験パスポートとは

JTBと日本博事務局が共同開発した「Japan Cultural Passport」



株式会社JTBと日本芸術文化振興会の日本博事務局は、訪日外国人向けのデジタル周遊券「Japan Cultural Passport」を2025年8月5日から販売開始します。このパスポートは、全国の約30の文化施設を訪れるためのもので、観光客に日本の伝統文化や芸術に深く触れる機会を提供することを目的としています。

背景


近年、日本へのインバウンド観光は増加していますが、観光客が特定の地域に偏る現象が進行中です。2025年に開催される大阪・関西万博を契機に、訪日外国人の旅行ニーズは質重視へと変化し、日本の文化を体験したいという要望が高まっています。このようなニーズに応える形で、JTBと日本博事務局は「Japan Cultural Passport」を開発しました。

パスポートの概要


「Japan Cultural Passport」は以下の特徴を持ちます:
  • - 対象施設:全国の約30の文化施設(人気の美術館や博物館など)
  • - 販売期間:2025年8月5日から2026年2月8日まで
  • - 有効期間:7日間、14日間、21日間のパスが選べる
  • - 価格:7日間パスは3,500円、14日間パスは6,000円、21日間パスは8,000円
  • - 購入方法:専用WEBサイトで電子チケットを販売
  • - 入場方法:QRコードを用いた非接触入場が可能

特徴と利便性


このパスポートは、多言語対応とスマートフォンを活用した非接触での入場を実現し、観光体験の向上を図っています。同時に、文化施設側も簡単に導入できるよう配慮されています。以前の地域別パスとは異なり、全国の文化施設を横断的に周遊できるのが特徴です。

今後の展開


JTBと日本博事務局は、今後も様々な文化資源の魅力を海外に発信し、インバウンド観光の課題を解決するために以下の点に注力していきます:
1. 文化施設入場の円滑化と多言語対応の強化
2. 分散型観光導線の新たな構築
3. 文化観光モデルケースとしての検証
4. 国内外へのプロモーション強化
5. パスポートデータの活用による施策改善

日本博2.0とは


「日本の美と心」をテーマにしたこの国家プロジェクトは、縄文時代から現代に至る日本文化の魅力を国際的に発信します。詳細は公式サイトをご覧ください。 日本博公式サイト

本プロジェクトは、観光産業の振興と地域の活性化に寄与すると期待されています。JTBは「交流創造事業」を通じて、地域に新たな価値を提供し続けることを目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社JTB
住所
東京都品川区東品川2-3-11 JTBビル
電話番号
03-5796-5833

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