リモートウェルが資金調達を実施
AI技術を活用した表情解析などのサービスを提供する「リモートウェル」が、総額約2.4億円の資金を調達しました。この資金は同社のビデオ接客ツール「Remotewell」の機能拡充及び、AIによるコミュニケーションデータの解析技術の開発を加速させるために利用される予定です。
Remotewellとは?
リモートウェルの「Remotewell」は、リアル店舗やEC事業者と簡単につながることができるビデオ接客ツールです。アプリを必要とせず、多くのユーザーにとって使い勝手が良いとの評価を得ています。同社はこのツールを通じて、顔の表情や視線、声、さらには会話内容といったデータを収集し、これをAIが解析することで、感情や精神状態を数値化し、可視化することを目指しています。
未来の健康管理にも寄与
リモートウェルは、今後同社の技術を利用して、映像から健康状態を把握したり、疾患を予測するサービスの提供を計画しています。このようなAI解析は、メンタルヘルスケアや災害対策にも応用されることが期待されています。
資金調達の背景と目的
調達した資金を使用して、リモートウェルは「Remotewell」の機能をさらに拡張し、より多くの企業への導入を進めていく方針です。また、データを用いた新しい働き方の創造やさまざまな社会課題の解決に向けて、必要なコミュニケーションインフラの提供を推進していく考えです。リモートウェルの代表取締役である澤孟澄氏は、新たなサービス提供を通じて、未来に繋がるエコシステムの構築を目指すと語っています。
会社概要
リモートウェルは、2021年に設立されたコミュニケーションテクノロジーカンパニーです。「人が財産、ワクワクする社会を実現する」というビジョンを掲げ、AI解析やインフラの提供を通じて、社会課題の解決を目指しています。現在、東京都千代田区丸の内に本社を構え、資本金は2億4,300万円にのぼります。
公式ウェブサイトでは、さらなるサービス情報や新しい機能についても発表される予定です。今後の展開にも注目が集まります。
公式サイト:
リモートウェル