全国の若者が参加、オリジナル雑煮を披露する「第3回 Z–1グランプリ」開催
開催概要
公益社団法人 全国調理師養成施設協会が主催する「第3回 Z–1グランプリ」が、全国の小中高生を対象にしたオリジナル雑煮コンテストとして、2024年12月2日(月)から2025年1月17日(金)までの期間でレシピを募集中です。このコンテストは、雑煮の食文化の継承と新たな魅力を引き出すことを目的としています。
Z–1グランプリとは
「Z」は雑煮と全国調理師養成施設協会の頭文字から引用されており、地元食材の使用やSDGs(持続可能な開発目標)を意識したレシピ作成が奨励されます。参加者は独創性、見た目、味付けなどの観点で審査を受け、自ら考案した雑煮を世に送り出すチャンスがあります。
背景
日本の食文化の一環である雑煮は、正月を祝うための大切な料理として、代々受け継がれてきました。しかし現代では、家族が集まる機会が減少し、雑煮を楽しむ機会も少なくなっています。このコンテストは、そのような状況を打破し、次世代に雑煮を知ってもらうことが目的です。調理師が食文化を守り育てる役割を果たし、食育活動の一環として位置付けられています。
過去の大会成果
これまでの大会では、累計約1,000作品以上の応募を得て、受賞作の中には商品化されたものや、地域のレストランで実際に提供された例もあります。これにより地域活性化や特産品の販売促進にもつながりました。
応募要項
- - 条件: 完全オリジナルのレシピであること、もち米から作られた餅を使用すること、地元の食材を1種類以上使うこと、SDGsを考慮すること、材料費は1椀分500円以内。
- - 応募方法: 指定された調理師学校に持参、郵送、またはメールでの応募が可能。
- - 募集期間: 2024年12月2日から2025年1月17日まで。参加予定者は年齢に関わらず個人、もしくはグループでの応募が可能ですが、各人またはグループにつき1作品のみです。
審査プロセス
応募後、一次審査、二次審査を経て、実食審査となる三次審査が行われます。最後のグランプリ決戦は2025年6月7日と8日に、食育推進全国大会の会場で行われ、来場者による投票でグランプリが決まります。
最終審査の場所
三次審査は専門学校徳島穴吹カレッジで行われ、最終的な決戦は徳島市のアスティとくしまで開催される予定です。
この「第3回 Z–1グランプリ」を通じて、若い世代が雑煮に親しむ機会を提供し、あわせて地域の食文化の伝承と発展に寄与していくことが期待されています。みなさんも自分だけのオリジナル雑煮レシピを考えて、応募してみませんか!