大和アセットマネジメント、東京版EMP運営事業者に認定
2025年6月13日、大和アセットマネジメント株式会社(以下、当社)が東京都から「東京版EMP運営事業者」に認定されました。これに伴い、当社が運用を担当する特定金銭信託が「東京版EMPファンド」にも認定されました。これらの新たな認定は、東京都が実施する事業であり、運用業務の高度化を通じて成長分野への資金供給を拡大し、都民の安定的な資産形成を目指しています。
東京版EMPとは?
「東京版EMP」とは、Emerging Managers Programの略で、成長が見込まれる新興資産運用業者の創業や育成を支援するプログラムです。東京都は、このプログラムを通じて、運用資金獲得をサポートし、新興運用業者が運用するファンドへの資金拠出などを行い、運用業務のさらなる発展を目指しています。
今回の認定は、当社がゲートキーパー業務を担い、かんぽ生命保険との資本業務提携を通じて実現しました。具体的には、かんぽ生命が資金を拠出し、当社が運用を行う特定金銭信託が対象となります。この信託は、国内株式を主要な投資対象としており、特に新興運用会社が実質的に運用を行うファンドへの投資が行われます。
取り組みの進捗
本プログラムは2025年2月に発表され、以後順調に進んでいます。特定金銭信託の第一号案件への投資は2025年3月に実現しており、現在は第二号以降の投資実行に向けて評価段階に入っています。新興運用会社の選定活動が進められ、投資戦略の評価も行われています。
当社は、本プログラムを通じて運用力の高い新興運用会社を発掘し、資金供給の円滑化を進めることで、資産運用立国の実現に貢献していく方針です。
投資のリスクと費用について
特定金銭信託に関連する運用には、リスクも存在します。具体的には、価格変動による元本欠損のリスクや運用対象商品の信用リスクなどが考慮される必要があります。投資を行う際には、これらのリスクについて十分な理解が必要です。
また、運用受託報酬はお客様との協議によって個別に決定されるため、事前に具体的な料金体系を示すことができません。なお、その他の手数料や費用も信託財産に対する負担となるため、投資を検討される方は事前に確認してください。
結論
大和アセットマネジメントの「東京版EMP運営事業者」としての認定は、新興運用会社への支援体制の強化を示す重要な一歩です。東京都の後押しを受け、当社は運用業務の高度化を目指し、国内における資産運用の発展に寄与していくことを誓っています。