株式会社ゼロフィールド、新たなデータセンターを米国に開設
株式会社ゼロフィールドが、暗号資産マイニングの需要が高まる中、米国において新たに3拠点目となるデータセンターを設けることを発表しました。新しいデータセンターはアーカンソー州に位置し、既存の2つの拠点に続く形での展開となります。この取り組みは、電力コストを最適化し、さらなる稼働体制を確立する目的があります。
背景と市場の現状
近年、暗号資産マイニング市場は大きな成長を遂げており、特に米国はその制度や電力コストの面で優位性を持ち、多くの企業がマイニングビジネスに参入しています。2025年にはビットコインの価格が過去最高値を記録し、マイニング事業の価値再評価が行われています。このような環境の中、ゼロフィールドは2021年と2023年に続き、今回の新たな拠点を設立し、事業の基盤をさらに強化しようとしています。
新データセンターの詳細
新たに設けられるデータセンターは、以下の特徴を持っています:
- - 所在地:アーカンソー州
- - 稼働開始予定:2025年9月
- - 特徴:
- 米国の中でも電力単価が低い地域に立地しており、運用コストの長期的な削減に貢献します。
- POD方式(独立構成ユニット)を採用し、設置容量に応じた段階的な拡張や分散稼働が可能です。
- 遠隔監視と自動制御機能により、運用効率と稼働の安定性を向上させています。
このように、新データセンターは単にマイニングマシンを導入するためのインフラだけでなく、既存の拠点と連携しつつ、企業のニーズに応じた柔軟な対応能力を持った供給体制を整えることを目指しています。
今後の展望
ゼロフィールドは、今後も米国における拠点の展開を進め、高効率の設備を整えていく方針です。この新しいデータセンターによって、マイニングマシンを導入する企業へのサービス提供能力を強化し、システム運用の柔軟性を向上させることを狙っています。さらに、日本国内においても、再生可能エネルギーを利用した拠点の開発を進め、持続可能なマイニング分野の成長を支援していく考えです。
会社概要と成長への意義
株式会社ゼロフィールドは、2017年の設立以降、暗号資産マイニングに特化したテクノロジー企業として成長してきました。マイニングマシンの開発やデータセンターの運営管理を一貫して手掛け、国内外で6つのデータセンターを持つ存在に。顧客数や自社データセンター稼働顧客数で過去4年間、国内トップを記録しており、その信頼性は多くの企業から評価されています。
今後もゼロフィールドは、テクノロジーの力を活かし、暗号資産エコシステムの健全な成長を支えるインフラを提供し続けていくことでしょう。