KOLC+が新たに提供する体積計算機能
東京都豊島区に本社を構える株式会社コルクが運営するBIM/CIM共有クラウド「KOLC+(コルクプラス)」では、3Dモデルの体積を正確に算出できる新機能が導入されました。この「体積計算」機能は、選択した3Dモデルの合計体積をワンクリックで算出でき、さらには水平断面で分割したモデルも計算対象にすることが可能です。この革新的な機能によって、従来の3DCADソフトを開くことなく、Webブラウザのみでモデルを分割し、必要なコンクリートの数量を算出するワークフローが実現します。
利用シーンの変化
この新機能の導入により、建設現場での作業が大幅に効率化されることが期待されます。たとえば、現場のタブレット端末を使って、すぐに必要な体積情報を得ることができるため、作業のスピードが向上します。具体的にどのようなケースでこの機能が活用できるか見てみましょう。
1.
計算可能な体積パターン
利用者は、水平断面で分割したモデルの体積計算も行えます。これにより、施工に必要なコンクリートの量を正確に算出することができ、無駄な材料の計上を減らすことができます。
2.
デモ動画の活用
KOLC+では、体積計算を実行している様子をデモ動画で確認できるため、操作を視覚的に理解しやすくしています。計算結果もCSV形式でダウンロード可能なので、簡単に報告書を作成できます。
3.
土量計算ツールの便利さ
また、BIM/CIMモデルの任意の部分の体積を計算するための「土量計算ツール」も提供されており、打設範囲を囲って、指定した面に基づいて数量を算出できます。これにより、モデルを分割することなく、必要な数量情報を手に入れることが可能です。
価格プランと導入の流れ
この新しい機能を利用するための料金プランは月額5万円(税別)、100GBのデータストレージと100ユーザー、2現場分の操作が含まれています。初期費用が不要で始められるため、導入を検討している企業にも優しいプランとなっています。
導入に際してのトライアルや詳細については、会社の公式サイトから問い合わせが可能です。特に、自社のプロジェクトにおける使用イメージを明確にしたい方には、ぜひともデモを体験していただきたいです。
KOLC+の全体像
KOLC+は、建設業向けのデジタルツイン現場クラウドとして、BIM/CIMモデルや点群を統合、共有、そして活用できるプラットフォームです。国土交通省などの情報共有システムとしての機能も持ち、500社以上で利用されています。国土交通省の「建築BIM加速化事業」での補助対象ソフトウェアにも認定されているこのサービスは、建設業界において不可欠な存在となりつつあります。
会社概要
株式会社コルクは、東京都豊島区に位置し、建設業向けのBIM/CIM共有クラウド「KOLC+」の企画、開発、運営を行っています。公式 HP では、サービスの全ての機能や料金に関する詳細情報が掲載されており、興味を持たれた方はぜひ訪問してみてください。