マッチングアプリ「with」とBrazeが進める新エンゲージメント戦略
最近、価値観重視のマッチングアプリ「with」を運営する株式会社withが、カスタマエンゲージメントプラットフォームのパイオニアであるBrazeを導入したことが発表されました。この連携により、ユーザー体験のさらなる向上を目指すとともに、より効果的なアプローチが期待されています。
マッチングアプリ「with」とは
「with」は、心理学や統計学に基づくユニークなマッチング手法を採用している恋活・婚活アプリです。2015年のリリース以降、主に20代をターゲットにしており、ユーザーの価値観を可視化したマッチング機能が人気です。アプリ内には「心理テスト」や「好みカード」機能があり、ユーザーは自分に合ったお相手を見つけるために深層心理を活かしたアプローチができます。これにより、多くのカップルが誕生してきました。
Brazeによるエンゲージメント強化
Brazeの導入により、withはエンゲージメントの基盤を強化し、ユーザーとの接点をより密にすることを目指します。具体的には、マーケティング担当者が独自のキャンペーンを迅速に設計・運用できるようになるため、エンジニアはコアサービスの開発により多くのリソースを割くことが可能になります。この結果、開発とマーケティングのスムーズな連携が実現され、ユーザー体験の向上が期待されます。
Brazeのプラットフォームでは、リアルタイムにユーザーのデータを集約し、スピーディでパーソナライズされたコミュニケーションが可能です。これにより、マッチング精度の向上やユーザー満足度の向上も期待されます。特に、活発に活動していないユーザーのエンゲージメントを強化する施策を打つことができるため、解約予測の精度も向上します。
株式会社withとその取り組み
株式会社withは、マッチングアプリ「with」の運営を通じて更なる価値観重視の出会いの場を提供することを目指しています。また、一般社団法人結婚・婚活応援プロジェクト(MSPJ)にも参加し、業界全体の活性化にも取り組んでいます。これにより、 withは「価値観マッチング」を掲げ、サービスの質をさらに高める努力を続けています。
Brazeの背景
一方、Brazeはブランドが「Be Absolutely Engaging.」を標榜するカスタマーエンゲージメントプラットフォームです。このプラットフォームにより、企業は多様なデータソースから情報を収集し、A/Bテストや最適化を繰り返しながらユーザーとの関係を強化できます。また、2024年度の米国の「働きがいのあるテクノロジー企業」に選ばれた実績もあり、その信頼性がうかがえます。
未来の展望
「with」とBrazeの提携によるエンゲージメント強化は、マッチングアプリの未来に新たな可能性を広げるでしょう。ユーザーに対する深い理解を基にしたアプローチが、より多くの人々にとって価値のある出会いをもたらすことが期待されています。しっかりとしたデータ分析と多様なコミュニケーション手段を駆使し、これからの出会いの形を切り拓いていくことが求められています。