東罐ロジテックのモーダルシフト
2024-11-12 09:24:35

東罐興業と東罐ロジテックが「物流2024年問題」対策として鉄道モーダルシフトを拡大!

東罐興業と東罐ロジテックが「物流2024年問題」対策として鉄道モーダルシフトを拡大!



東洋製罐グループの東罐興業と東罐ロジテックは、深刻化する「物流2024年問題」への対策として、トラック輸送から貨物鉄道輸送へのモーダルシフトを本格化させています。

東罐ロジテックは、新たに31ft私有コンテナを2基導入し、東罐興業の製造する包装容器の貨物鉄道輸送を開始しました。この取り組みは、トラック輸送による時間と量の削減を目標とし、温室効果ガス(GHG)排出量を79%削減することを目指しています。

輸送効率向上と環境負荷低減を両立



東罐ロジテックは、生産工場から在庫拠点までの安定的な輸送力確保を目指し、競争力のある代替輸送を検討していました。従来から12ftコンテナによる貨物鉄道輸送を実施していましたが、さらなる積載効率向上を図るため、31ft私有コンテナの導入に踏み切りました。

導入された31ftコンテナは、年間840t(31ftコンテナ168個分)の輸送量を見込んでおり、3つの輸送区間で活用されます。

①西浜松駅(発地・静岡工場)~福岡貨物ターミナル(着地・福岡倉庫)
②名古屋貨物ターミナル駅(発地・小牧工場)~福岡貨物ターミナル駅(着地・福岡倉庫)
③福岡貨物ターミナル駅(発地・福岡工場)~西浜松駅(着地・大東倉庫)

この取り組みは、国土交通省の「物流効率化法」に基づく事業認定を受け、「モーダルシフト加速化緊急対策事業」として補助対象にも認定されています。

具体的な目標



東罐ロジテックは、このモーダルシフト拡大によって、2025年度には以下の目標達成を目指しています。

トラック輸送時間削減: 1,601時間から286時間へ削減(省力化時間:1,315時間、省力化率:82.2%)
トラック輸送量削減: 668千トンキロから55千トンキロへ削減(転換量:613千トンキロ、転換率:91.8%)
GHG排出量削減: 112.1tから23.4tへ削減(削減量:88.7t、削減率:79.1%)

持続可能な社会の実現に向けて



東罐興業グループは、今後も物流の効率化を推進し、「物流2024年問題」への積極的な対策と環境負荷低減に取り組むことで、安定したサプライチェーンの継続を目指していきます。

この取り組みは、社会全体の持続可能な発展に貢献する重要な一歩と言えるでしょう。


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会社情報

会社名
東洋製罐グループホールディングス株式会社
住所
東京都品川区東五反田二丁目18番1号大崎フォレストビルディング
電話番号
03-4514-2000

トピックス(経済)

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