スタジオジブリ最新作に影響を与えたダークファンタジー『失われたものたちの本』が再び脚光を浴びる!
2023年7月に公開され、日本アニメーション史上初の快挙として数々の映画賞を受賞したスタジオジブリの最新作『君たちはどう生きるか』。この映画が「影響を受けた本」として紹介したのが、アイルランドの作家ジョン・コナリーによるダークファンタジー『失われたものたちの本』です。
『失われたものたちの本』は、母親を亡くした12歳の少年デイヴィッドが、死んだはずの母の幻影に導かれ、おとぎ話の世界に迷い込む物語。赤ずきんや白雪姫といったおなじみのキャラクターたちが、美しくも残酷な姿で登場し、少年の成長と冒険を描きます。
2015年に日本で刊行されて以来、多くの読者に愛されてきた本作ですが、映画『君たちはどう生きるか』への影響が明らかになったことで、再び注目を集めています。映画のクレジットにも明記されたことで、多くの人がこの作品の存在を知り、手に取っているようです。
待望の続編『失われたものたちの国』がついに刊行!
そして、ファン待望の続編『失われたものたちの国』が、2024年6月28日に刊行されました。今作では、事故で昏睡状態に陥った娘の母親が、『失われたものたちの本』に導かれ、異世界を旅する物語が展開されます。
前作の世界観を継承しながらも、新たなキャラクターやストーリーが展開される『失われたものたちの国』。美しい切り絵で描かれた表紙は、ファンタジーの世界へと誘う魅力的な仕上がりです。
『失われたものたちの本』と『失われたものたちの国』で、壮大な異世界ファンタジーの世界へ!
『失われたものたちの本』は、緻密な世界設定と、少年の成長と冒険を描き出す物語が魅力の作品です。一方、『失われたものたちの国』は、母親の愛と、娘への切ない願いが描かれた、感動的な物語です。
この夏は、ジョン・コナリーの世界に浸ってみてはいかがでしょうか?