明治ホールディングスとPheno.AIが共同で健康課題解決に向けた研究を開始
明治とPheno.AIが連携し健康課題解決に挑む
2023年10月、明治ホールディングス株式会社(明治HD)とイスラエルに拠点を置くAIスタートアップ企業、Pheno.AIが共同で健康課題解決に向けた重要な合意を結びました。これは、ヒューマン・フェノタイプ・プロジェクト(HPP)の一環として行われる日本におけるコホート研究、通称HPP Japanコホートに関するものです。このプロジェクトは、明治HDとPheno.AIが協力し、世界の健康問題に向けた新たな解決策を見出すことを目指しています。
HPPの概要
HPPはイスラエルのワイツマン科学研究所で設立されたプロジェクトで、エラン・シーガル教授が中心となり進められています。このプロジェクトでは、人間の健康情報を長期間にわたり継続的に収集する縦断型の研究が行われます。AIを駆使したデータ分析により、個別化医療や疾患の早期発見、健康寿命の延伸が期待されています。
HPP Japanコホートの意義
日本におけるHPP Japanコホートは、国際的な展開の第一歩となります。データ取得が行われるのは、SBS静岡健康増進センターであり、数千人の参加者から最長25年にわたり健康データを収集する計画です。このプロジェクトにより、さまざまな人種や文化背景を持つ集団間での健康情報の比較が可能となり、より精緻なAIモデルの構築が期待されています。
グローバルな健康情報の集約
明治HDは、HPPのデータベースへのアクセスを通じて、グローバルな健康情報を集約し、今後の研究や技術開発に役立てることが目指されています。このプロジェクトは、単なる病気の治療に留まらず、予防や根本原因の探求を通じて、人々がより健康的な生活を送るための新しい手法を提供する可能性があります。
明治HDの取り組み
明治HDは、食と健康の専門家として、このHPP Japanコホートを通じて、革新的なソリューションの開発や新規事業の創出に努めていく方針です。創業から100年以上の歴史を持つこの企業は、時代のニーズに応じて変わる健康や栄養に関する課題を解決するため、様々なイノベーションを推進してきました。
Pheno.AIの役割
Pheno.AIは、さまざまな研究機関と連携し、AIを駆使したデータプラットフォームを構築。データの蓄積と分析により、疾患予測や新たな予防策の特定に寄与することを目指しています。将来的には、日本だけではなく、他の国々にもこの健康研究が展開される予定です。
期待される成果
今回の合意を通じて、明治HDとPheno.AIが連携することにより、質の高い健康情報と知見が得られることが期待されています。これにより、世界中の人々の健康課題に対して効果的なソリューションが提供され、健康的な社会の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。
明治HDとPheno.AIは、今後もこのプロジェクトの価値向上を図りつつ、世界中の健康課題解決に貢献していくことを誓っています。
会社情報
- 会社名
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フェノエーアイ・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区広尾3丁目14-24 広尾タウンハウス 1F
- 電話番号
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