瀬谷ルミ子氏が第32回読売国際協力賞を受賞!
2025年12月2日、東京都の東京會舘にて『第32回読売国際協力賞』の贈呈式が行われ、認定NPO法人REALsの理事長である瀬谷ルミ子氏がその栄誉に輝きました。この賞は、国際協力の分野において顕著な実績を持つ個人や団体を称えるものであり、1994年の設立以来、多くの国際的な功労者が受賞しています。
受賞理由と贈賞式の様子
贈呈式では、読売新聞社の常務取締役である南砂氏が、瀬谷理事長に賞状と副賞を手渡しました。受賞の背景には、アフリカや中東での紛争地域における平和構築の活動、武装解除や紛争の予防に向けた取り組み、さらには2021年のアフガニスタン危機において1600人以上の国外退避・保護支援を行ったことが評価されました。
また、主催者からは、「複雑な紛争の中で、弱い立場の人々に寄り添う真摯な姿勢が、この受賞にふさわしい」とのコメントが寄せられ、瀬谷理事長が平和構築に向ける努力が高く評価されたことが示されました。
瀬谷理事長のスピーチ
贈賞式では、瀬谷理事長がスピーチを行い、「平和とは短距離走ではなく、長距離走のようなもの」と語り、持続的な取り組みの重要性を強調しました。彼女はまた、紛争地と日本が共有する課題を訴え、他国での平和構築の支援が日本社会にも恩恵をもたらすとの信念を示しました。
瀬谷ルミ子氏のプロフィール
瀬谷氏は1977年に群馬県で生まれ、高校生時代にルワンダの報道写真を見て、紛争地でのボランティア活動を志すようになりました。中央大学での政策学を学び、英国ブラッドフォード大学で紛争解決学の修士号を取得した後、国連やNGOでの活動を経て、2007年にREALsの事務局長に就任。その後、理事長として平和構築に向けた幅広い活動を推進しています。
REALsの果たす役割
認定NPO法人REALsは、1999年に設立され、紛争地域での平和構築と緊急支援を行っています。彼らの活動は、紛争の予防と平和の実現を目指すもので、ガザやシリア、アフガニスタンなどでの直接の支援に加え、地域の人々のリーダーシップを育成する取り組みも行っています。さらに、ジェンダー平等の視点を取り入れた活動を通じて、持続可能な平和を実現しようとしています。
みんなで支える平和の活動
REALsの活動は、多くの方々の寄付によって支えられています。紛争地からの声を聞き、それに応えるために、さまざまな支援が必要です。今後も、彼らの活動に対する支援を通じて、平和を築く一員となりませんか?
詳細な情報や支援方法については、REALsの公式ウェブサイトをご覧ください。