JAF鳥取が推進する新しい交通安全プロジェクト
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)鳥取支部が、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と鳥取大学大学院工学研究科と連携し、交通事故予防に向けた新プロジェクト「SAFE TOWN DRIVE 鳥取」を開始しました。この取り組みは、交通事故ゼロを目指すための重要なステップとなります。
プロジェクトの目的と背景
JAFがこれまで継続的に行ってきた交通安全実行委員会の提言を基に、鳥取県の第11次交通安全計画において新たに展開されるこのプロジェクトは、AIとスマートフォン連動アプリを利用して、運転データを解析します。目指すのは、「見えない危険」を可視化することです。
急ブレーキや急加速が頻繁に発生する地点を特定し、これを交通安全マップとしてまとめることで、交通安全対策の強化を図ります。また、このデータをもとに、各種インフラの改善提案をJAF交通安全実行委員会で検討・提案していきます。
県民の参加と協力を促進
この取り組みは、県民や市民が積極的に参加できるものになるよう、各自治体、団体、企業への広報活動を行い、多くの人々の協力を得ることを目指しています。交通安全の向上を図るためには、地域全体での協力が不可欠です。特に、2025年9月10日には、鳥取市のとりぎん文化会館でキックオフミーティングを開催し、県や市、大学、警察等の関係者が集まり、交通安全意識の啓蒙に努めます。
未来への展望
「SAFE TOWN DRIVE 鳥取」は、交通事故ゼロ実現に向けた初めの一歩と位置づけられており、今後、鳥取の取り組みを全国に展開していくことも視野に入れています。産官学が一体となったこのプロジェクトを通じて、より安全な社会の実現を目指します。
このような取り組みを通じて、交通安全という社会課題に立ち向かい、未来の世代に安心して運転できる環境を引き渡すことが私たちの使命です。全員が協力し、交通事故ゼロの社会が実現することを心から願っています。