CELとTeamT5が結んだ新たなパートナーシップ
日本の国内において多層的なサイバーセキュリティが求められる中、株式会社CEL(東京都港区、代表取締役:中本有哉)と台湾を拠点とするTeamT5, INC.(Founder & CEO:蔡松廷)は、アジア太平洋地域の脅威情報に基づくセキュリティ支援の提供に向けたパートナーシップを締結しました。この動きは日本市場におけるサイバーセキュリティ強化を目指すものであり、両社の専門知識を組み合わせることで、企業の防御力を一層高めることに貢献します。
パートナーシップ締結の背景
近年、サイバー攻撃の種類が多様化し、特にアジア太平洋地域を起源とする高度標的型攻撃(APT攻撃)が増加しています。このため、日本企業においては、こうした脅威に対して迅速かつ効果的な対策を講じることが急務となっています。CELは国内におけるホワイトハッカー事業を通じて優れた技術力を築き上げ、TeamT5は独自の脅威インテリジェンスと研究実績で知られています。両者が手を組むことで、より包括的で先進的なセキュリティソリューションの提供が可能になると判断されたのです。
合同サービスの展開
このパートナーシップを通じて、CELとTeamT5は次の三つの主要なサービスを展開する予定です。
1.
脅威インテリジェンスサービスの提供開始
TeamT5による最新のAPT脅威情報や侵害痕跡(IoC)情報を基に、CELが提供してきた企業情報モニタリングサービス「Discovery」と連携し、顧客のニーズに応じた高度な脅威インテリジェンスレポートを作成します。
2.
侵害調査サービスの提供
CELのフォレンジック技術とTeamT5の脅威ハンティングツールを組み合わせた新たな侵害調査サービスを開始します。このサービスでは過去に侵入した攻撃者の痕跡を精査し、改善提案や防止策を提示します。
3.
ペネトレーションテストサービスの拡充
サイバー攻撃に対する実際の脅威アクターを基盤にしたペネトレーションテストを展開し、現実の攻撃手法を検証することで、企業のセキュリティ強化に寄与します。
代表者のコメント
このパートナーシップに関して、CELの中本代表は次のように述べています。「TeamT5との提携によって、日本企業に向けてアジア太平洋地域の最新の脅威情報を取り入れた、安全性の高いセキュリティソリューションを提供できることを非常に嬉しく思います。特に侵害調査サービスでは、予期せぬ脅威を発見し、企業の安全性を強化する手助けをすることができるでしょう。」
また、TeamT5の蔡松廷CEOも「CELのホワイトハットハッキング技術と私たちの脅威インテリジェンスが融合することを楽しみにしています。一緒に日本全国の企業のセキュリティレジリエンスを向上させていきましょう」と述べ、両社の協力に期待を寄せています。
このように、CELとTeamT5、そして関連企業との連携を通じて、アジア太平洋地域のサイバーセキュリティ強化に向けた取り組みが進んでいます。彼らの努力が安全なデジタル社会の実現につながることを希望します。