子どもの歯みがき研究
2021-08-06 11:00:11
コロナ禍における子どもたちの歯みがき習慣を変えるプロジェクトが成功
子どもたちの歯みがき習慣を支える新たな取り組み
ライオン株式会社が提供するIoTハブラシ「クリニカKid’s はみがきのおけいこ」では、最近のコロナ禍において増加傾向にある子どもたちのムシ歯を防ぐため、自宅での歯みがき習慣を促すプロジェクトが行われました。このプロジェクトは2021年の6月から7月にかけて、東京都内の5つの幼稚園・保育園で実施されました。
プロジェクトの目的と背景
コロナ禍の影響で、子どもたちの食生活や生活リズムが変化し、ムシ歯のリスクが高まっています。東京YMCAの協力を得て、対象となる3歳から6歳の63名の親を対象に、歯みがきについてのアンケート調査が実施されました。調査の結果、92%の子どもが歯みがきスキルの向上を実感し、親たちからも「子どもの成長を感じられた」という声が多く寄せられました。
IoTハブラシの特徴
「クリニカKid’s はみがきのおけいこ」は、ハブラシにアタッチメントを装着し、専用アプリと同期させることで、子どもたちが楽しく自主的に歯みがきを行えるように設計されています。加速度センサーによって手の動きを測定し、その情報をアプリに送信、点数化やみがき残しを可視化することで、子どもたちのやる気を引き出します。
この仕組みにより、歯みがきが楽しいアクティビティとなり、親子のコミュニケーションを深めるきっかけを提供しております。プロジェクトでは、子どもたちが自分から進んで歯みがきを行う様子が観察され、多くの家庭での悩みが解消されたとされています。
調査結果と成果
プロジェクトの成果として、92%の親が子どもの歯みがきスキルが向上したと回答し、全体の12.7%が「とても上達した」との意見も寄せられました。特に、最も進歩が見られた子どもは、平均で100点中39点のスコア向上を達成しました。
また、プロジェクト参加者の約90%が満足しており、「歯みがきが嫌いだったのに好きになった」といった反応も多く報告されています。親たちは、子どもが自発的に歯をみがくようになったことに、非常に感謝の意を示しています。
専門家の見解
鶴見大学の朝田教授によれば、コロナ禍におけるムシ歯の増加には、子どもたちの食生活の乱れや生活リズムの不規則化、加えてマスクによる口呼吸が影響しているとされています。しかし、プロジェクトを通じて、親子のコミュニケーションの時間が増えたことはポジティブな面と捉えられるとの見解も示されています。
まとめ
「クリニカKid's はみがきのおけいこ」は、ただのハブラシではなく、子どもたちが楽しく、そして自分から進んで歯みがきを行うことをサポートする革新的な商品です。このプロジェクトを通じて、多くの家庭が歯みがきタイムを有意義な時間に変えることができています。今後のさらなる展開にも期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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ライオン株式会社
- 住所
- 東京都墨田区本所1-3-7
- 電話番号
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