エコマークの新基準に関する意見募集
公益財団法人日本環境協会が運営するエコマークが、新たに「バイオマス由来特性を割り当てた合成繊維及びプラスチック」の認定基準に関し、意見を広く求めるパブリックコメントを実施します。今回の改定は、繊維製品を対象にしたもので、消費者や事業者からの意見を重視するものです。
エコマークの理念と背景
エコマークは、環境に配慮した製品やサービスを認定するための環境ラベルであり、その活動は持続可能な社会の実現を目指しています。2020年には、バイオマス原料を利用したプラスチック製品の取扱方針が策定され、2022年には、飲食料品や化粧品、家庭用品などの容器包装において、バイオマス由来の特性を持つプラスチックが追加されました。
今回の改定の目的
新規の繊維製品認定基準では、事業者からの提案を受けて、バイオマス由来特性を持つ合成繊維の導入が決定されました。これにより、化石資源に依存しない製品作りへの道を開くことが期待されています。特に、バイオマス由来の素材を用いた製品は、環境負荷の軽減に寄与します。
新規基準の内容
改定対象となる認定基準は以下の通りです。
- - No.103「衣服Version3.9」
- - No.104「家庭用繊維製品Version3.9」
- - No.105「工業用繊維製品Version3.8」
- - No.128「日用品Version1.28」
新しい基準では、プラスチック製容器包装に使用されるバイオマス由来特性の扱いと同様の基準を設ける予定で、既存の基準に基づいたポイントが設定されます。
意見募集の詳細
意見募集の受付期間は2025年10月1日から10月31日までで、最終的な認定基準の制定は2025年12月1日を予定しています。今回の取り組みは、消費者や企業がより環境に配慮した選択を行うきっかけとなることが期待されています。意見はエコマークの公式ウェブサイトから受け付けられています。
お問い合わせ先
具体的な意見や質問は、エコマーク事務局までお問い合わせください。東京都千代田区にある事務所では、エコマークに関する各種情報を提供しています。
エコマークは、国際的な環境ラベル規格に基づいており、持続可能な商品の認証を通じて、環境保全に貢献する役割を果たしています。最新情報については、エコマークの公式ウェブサイトをチェックしてください。