自然とつながる学び
2025-11-26 16:49:55

自然のつながりを学ぶ「海・川・森」ワークショップ in村上市が成功裏に開催

新潟県村上市で、11月15日に開催されたワークショップ "鮭で繋がる「海・川・森」ワークショップ"は、地元の小学4・5・6年生25名を対象に、鮭文化とその生態を学ぶ機会を提供しました。このイベントは、一般社団法人海と日本プロジェクトin新潟実行委員会が主催し、地域の文化や自然の重要性を次世代へと繋ぐ取り組みの一環です。

鮭の生態と伝統漁を学ぶ


参加者は、村上市三面川を訪れ、江戸時代から続く伝統的な鮭漁法である居繰網漁とウライ漁を見学しました。ここで、三面川鮭産漁業協同組合の佐藤克雄組合長から鮭の生態や近年の漁獲量の減少について説明を受けました。鮭は数十年前と比べ、その数が大幅に減少しており、近年の漁獲量は10分の1まで落ち込んでいます。子どもたちは、環境問題が鮭の生態に与える影響を理解することができました。

特に印象に残ったのは、実際に鮭を捕える場面に立ち会えたことです。参加者は鮭を手に触れ、捕獲の瞬間を目の当たりにし、自然とのつながりを実感しました。

鮭を使った食文化の体験


その後、子どもたちは地元の料亭、能登新を訪れ、鮭を使った特別料理を堪能しました。料理長の山貝誠さんは、料理の背景や鮭の文化的な価値について話してくれました。一口一口を味わいながら、食べ物としての鮭の尊さ、命の大切さ、さらには地元の資源の大切さを感じることができました。

森と川の重要性を学ぶ


午後は、朝日地区公民館に移動し、森林保全や木育活動を行う「次世代の集い」のメンバーと合流しました。ここでは、海・川・森の生態系がいかに密接に結びついているかを学びました。東海林直仁さんからの講演では、森林が川を通じて栄養を海に供給する役割についての話があり、子どもたちはその理解を深めていきます。さらに、木材加工の体験を通じて、森の恩恵を直接感じられる貴重な時間となりました。

参加した人々の声


最後に、子どもたちからは多くの感想が寄せられました。「鮭の大きさや料理の美味しさに驚いた」「大切な命を学べて楽しかった」など、充実した時間を過ごしたことが伝わってきます。また、親がいないところで友達を作ったことや、好き嫌いを無くそうと努力したという体験も貴重でした。

本イベントは、海と自然を大切にする心を育てるための重要な一歩となりました。これからの子どもたちが、持続可能な未来へ向けた行動を起こすことを期待しています。

団体の背景


一般社団法人海と日本プロジェクトin新潟実行委員会は、日本財団が支援する取り組みであり、海を介して人との繋がりを大切にする活動を続けています。このような活動を通じて、地域の未来を担う子どもたちにしっかりとした知識と経験を提供しています。限られた資源を守るためには、理解を深めることが必要です。そのための活動であり、今後も多くの人々に伝えていくことが使命です。


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