地域出身者とのつながりを深める新システム「FAVTOWN」の全貌

地域出身者とのつながりを支える「FAVTOWN」と新機能

シナジーマーケティング株式会社が提供する「FAVTOWN」は、地域の関係人口をより深め、地域出身者とのつながりを維持することを目指した新たなプラットフォームです。この「FAVTOWN」には新たに「地元ニュース配信機能」と「関係人口ダッシュボード」が導入され、2025年6月9日より正式にリリースされました。これらの機能は、地域出身者とのエンゲージメントを強化し、自治体のデータに基づく施策立案を支援します。

FAVTOWNの理念

「FAVTOWN」は、進学や就職で地元を離れた若者が地元とつながり続けることを助け、将来的なUターンや地域貢献につなげることを目的としています。これにより、地域外からの様々な関心層が見込まれ、同時に地域資産としての転出者を再定義します。地域を支える原動力とみなされる彼らの存在を重視するこの施策は、地元の活性化に向けた新たなモデルとなります。

新機能の紹介

1. 関係人口ダッシュボード

この機能は、導入した自治体の管理用画面にて、登録会員の年代や性別、居住地などの情報を視覚化します。会員数の推移をグラフで確認できるため、データに基づき施策の効果測定が可能です。これにより、自治体は精度の高い施策計画を立てることができるようになります。

2. 地元ニュース配信機能

地域情報ソースから自動収集したニュースを、LINEを通じて会員に届ける機能です。これにより地域の最新情報がリアルタイムで共有され、出身者の地域への継続的な関心を促すことができます。いわゆる「ゆるやかなつながり」を通じて地元への愛着が育まれるでしょう。

取り組みの現状

「FAVTOWN」は2023年2月に和歌山市での試みからスタートし、2024年7月に愛媛県の松野町、鬼北町、愛南町に展開を予定しています。和歌山市では、特産品の配送や地元イベントとのコラボレーション、デジタル会員証の導入など、56社以上のパートナー企業と連携した多様な活動を展開しています。この活動は評価され、2024年度にグッドデザイン賞を受賞するまでに至りました。