岡山の小さな工務店が高性能住宅で快挙
このたび、岡山県岡山市に本社を構える株式会社SANKOが、2022年度の省エネ大賞において「中小企業庁長官賞」を受賞したことが発表されました。これは、岡山の住宅会社で初めての快挙であり、多くのメディアがその意義を報じています。
HAREシリーズの魅力
SANKOが展開する「HAREシリーズ」は、HEAT20/G2グレード以上の高性能住宅を実現しており、同時に間取りを規格化することで、手頃な価格と快適な住環境を提供しています。この住宅の重要な特徴は、全館空調システムに頼らず、エアコン一台で家全体の温度を均一に保つことができる点です。そのため、住まう人々はストレスフリーで健康的な生活を送ることができます。
また、「HAREシリーズ」は魔法瓶のように温度を保持し、エネルギー効率が高いため、住居の快適さと環境への配慮を両立。その上、太陽光発電システムを導入することで、ゼロエネルギー住宅を実現することも可能です。これは、脱炭素社会への取り組みとしても評価されています。
高性能基準の実績
具体的な性能は、一般社団法人HEAT20が定めた基準に則り、UA値は0.34W/m2、C値は0.1以下を達成。これにより、住宅内の温度差を小さくし、ヒートショックによる健康リスクを減少させることができます。特に、電気代の高騰が懸念される今、ランニングコストを抑えるためには住宅の高性能化が不可欠です。
このように、SANKOのHAREシリーズは、長寿命住宅としても評価されており、通常約30年とされる木造住宅の寿命を世界基準まで引き上げています。これにより、建て替えや大規模リフォームの必要が少なくなり、環境負担を軽減する効果も期待できます。
企業の理念
SANKOは、これまでも「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2020」大賞など、数々の受賞歴を持っています。今回の受賞は、企業としての信念と取り組みの成果であり、社員わずか7名の小さな会社ながらも業界への影響力を強めています。
代表取締役の丹生昌憲氏は「脱炭素、カーボンニュートラルの時代に必要な住宅を普及すべく努力を続けていきます」と語っています。今後もSANKOの取り組みは、多くの人々に夢の住まいを提供し、社会的な課題に対する解決策となることでしょう。
会社情報
会社概要
- - 企業名:株式会社SANKO
- - 代表者:丹生昌憲
- - 所在地:岡山県岡山市北区中山下1-7-16三晃ビル4F
- - 設立:2009年8月
今後もSANKOのさらなる活躍に期待が寄せられています。