カスタマーサクセスを革新する「openpage」が資金調達1億円を達成

カスタマーサクセス分野に特化したSaaS事業者である株式会社openpageが、1億円の資金調達を成功させました。この資金を基に、さらなる製品開発や機能強化を進め、国内外での競争力を高めていく方針です。

カスタマーサクセスの重要性

昨今のSaaS市場は急成長を続けており、それに伴って「カスタマーサクセス」という新たな職業が注目を集めています。この役割は、顧客の継続的な利用や満足度向上を目的とした支援を行うもので、特に米国ではこの職種の重要性が高まっています。openpageは、アドテクノロジーやデジタルマーケティングの実績を持つ藤島誓也氏が立ち上げた企業であり、2020年1月からこの分野のプロダクト開発を続けています。

資金調達の背景と今後の展望

今回の資金調達に際し、オープンページは徹底的な製品開発への投資を行い、米国製品に引けを取らない機能を追求することを明言しています。また、先端のSaaS企業やカスタマーサポート支援企業との協力を進め、全球的な市場競争に挑む戦略を立てています。事業を導入する企業が増える中、顧客の成功を第一に考えたカスタマーサクセスが益々重要な役割を果たすことは間違いありません。

伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社の社長、中野慎三氏は、カスタマーサクセスのデジタル化を支援するopenpageが、SaaS業界の抱える課題を解決する期待を寄せています。また、エグゼクティブ・アドバイザーの武藤芳彦氏や上島千鶴氏も、openpageのサービスが新たなビジネス環境において重要な役割を果たすことへの期待を表明しています。

openpageのビジョン

藤島氏は、カスタマーサクセスは新しい職業だが、すでに多くの企業がこの組織を立ち上げており、広がる市場規模に注目しています。彼は、このデジタル化が国内市場においてIPOを達成する可能性を見据えており、GAFAやBATなど海外企業の投資加速も目の当たりにし、期待感を高めています。

openpageとは

openpageは、カスタマーサクセス支援サービスを提供し、顧客との情報共有やコミュニケーションのデータ化を進めるツールです。顧客の成功を目指すための情報整理を行い、企業にとって不可欠なサービスとなっています。

株式会社openpageの概要

- 社名: 株式会社openpage
- 代表: 藤島誓也
- 設立: 2018年12月
- 資本金: 5,000万円
- 所在地: 東京都新宿区西新宿1丁目25−1 新宿センタービル49階
- 事業内容: カスタマーサクセスクラウドの提供、ソリューションの企画・開発・販売、カスタマーサクセス関連のコンサルティングやアウトソーシングサービスの提供。

openpageの成長と共にカスタマーサクセス市場がどのように進化していくのか、引き続き注目していきましょう。