海ごみ問題解決へ
2025-09-25 09:20:54

海ごみ問題解決を目指すNPO、瀬戸内海研究フォーラムで受賞

瀬戸内海研究フォーラムで栄誉の受賞



2025年9月8日から9日にかけて香川県高松市のサンポートホールにて開催された「瀬戸内海研究フォーラム in 香川」で、NPO法人クリーンオーシャンアンサンブルが素晴らしい成果を収めました。このフォーラムで、調査チームリーダーの石山翔午氏によるポスター発表「効率的なごみ回収方法の探索:小豆島の市民参加型ビーチクリーン」が、見事ポスター優秀賞を獲得しました。

ポスター発表の内容



石山氏の発表は、多尾海岸で行った市民参加型ビーチクリーンを基にしたもので、漂着ごみの収集方法の効率を探る研究に焦点を当てています。この研究では、過去2年間にわたり27回のビーチクリーン活動を実施し、そのデータを利用して、参加人数と回収するごみの量の関係を定量化しました。さらに、得られたデータをもとに再資源化の可能性についても考察が行われました。

この発表は、地域住民、行政、NPOとの連携による地域共創型のゴミ回収モデルの可能性を示すものであり、具体的な運営上の示唆が得られたことが評価され、最優秀賞に繋がったと考えられています。

フォーラムの盛り上がり



フォーラムでは、参加者から37件の質問が寄せられたとのこと。質問内容にはビーチクリーンの最適人数や評価手法、運営方法、再資源化の方法、さらには定点カメラによる漂着ごみの動態観測に関するものがあり、聴講者の多様な関心が伺えました。これにより、市民が環境保全活動により積極的に参加していくことの重要性が確認されました。

石山氏のコメント



石山翔午氏は、「今回の受賞は、多くの方に我々の活動を知っていただけた証として非常に光栄です。今後もビーチクリーンを続けてデータを収集し、その成果を学術論文として発表するつもりです。」と意気込みを語りました。さらに同じ手法を用いて全国の海岸での実施を目指すことを伝え、地域貢献のさらなる広がりに期待を寄せています。

クリーンオーシャンアンサンブルの活動



クリーンオーシャンアンサンブルは海洋ごみ問題解決に向けた多様な活動を行っており、寄付やボランティアの協力を募っています。寄付は、海洋ごみ回収装置の設置やデータ化ツールの開発に役立てられます。また、ITエンジニアやマーケティング担当、営業などのスキルを持つ仲間を募集しており、プロボノ説明会も定期的に行っているとのこと。さらに、行政や市民団体、研究機関と連携し、課題解決に向けたプロジェクトを推進しています。

結論



地域の海洋ごみ問題解決に向けた市民参加型の取り組みは、協力と共創を通じて大きな成果を上げつつあります。今後も、クリーンオーシャンアンサンブルの活動は、地域社会や専門機関との連携を深めながら、持続可能な社会への実現に寄与していくことでしょう。


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会社情報

会社名
NPO法人Clean Ocean Ensemble
住所
香川県小豆郡小豆島町坂手甲985番地
電話番号
070-8360-9815

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