福島での震災伝承を振り返る交流会
東日本大震災から14年半が経過し、私たちはその教訓をいかに次世代に伝えていくかを真剣に考える時期に差し掛かっています。9月19日、福島県大熊町で「3.11メモリアルネットワーク福島交流会2025」が開催されます。このイベントは、震災にまつわる語りづらさや伝わりづらさを乗り越える手助けを目的としています。
交流会の背景
「3.11メモリアルネットワーク福島交流会2025」では、震災を乗り越え生きる人々が集まり、情報を共有し意見を交わします。主催の公益社団法人3.11メモリアルネットワークが特徴的なのは、震災の伝承をただ語るだけではない点です。より多くの人に理解してもらうために、さまざまな観点から語り合います。
プログラムの内容
イベントは大きく分けて三部構成になっています。第1部では、「富岡町3・11を語る会」の青木淑子氏による講演が行われ、震災の教訓を伝える難しさをどう克服していくかについてのヒントが提供されます。第2部では、県内で伝承活動に取り組んでいる4つの団体から、つながりを作り続けるためにできる具体的な活動報告が行われます。
最後の第3部では、参加者全員が一緒になって議論を交わすフロアディスカッションが予定されています。このプロセスを通じて、参加者は互いの意見を聞き、新たな視点やアイデアを持ち帰ることができるでしょう。
参加方法
参加は無料で、会場でのリアル参加だけでなく、オンラインでも視聴可能です。これにより、物理的な場所に関係なく、多くの人々が集まることが可能になります。福島県内外の方々が今後の震災伝承活動に関心を持ち、意見交換を行う場として非常に重要な役割を果たすことでしょう。
参加者の期待
今年で3回目を迎えるこの交流会では、毎回100名弱の参加者が集まり、参加団体同士の新たなつながりが生まれています。参加者は震災に関する様々な考え方や経験を持ち寄り、意見交換を行います。このような交流を通じて、被災地域全体が震災伝承活動をさらに活性化させる一助となればと願っています。
詳細情報
- - 日時: 2025年9月19日(金) 14:00〜17:00
- - 場所: CREVAおおくま 会議室1(福島県大熊町)
- - 参加費: 無料
- - 申し込みフォーム: こちらから
震災の伝承について考え、意見を交わすこの貴重な機会に、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?オンライン参加も可能ですので、遠方の方でも気軽にご参加いただけます。