製紙業界のサステナビリティ
2023-04-20 14:00:02

日本製紙連合会、サステナビリティ基本原則を制定!持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化

日本製紙連合会、サステナビリティ基本原則を制定!持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化



日本製紙連合会は、2023年4月、業界全体でのSDGs達成に向けた取り組みを強化するため、「日本製紙連合会サステナビリティ基本原則」を制定しました。この原則は、環境・社会・ガバナンスの3つの側面から成り、持続可能な社会の実現に貢献していくことを宣言しています。

同連合会は、SDGs達成への貢献に向けて、2021年にSDGs委員会を発足し、外部有識者による勉強会やサステナブル経営に関する会員各社の取り組みについて情報共有を行ってきました。また、製紙産業におけるサステナビリティに関する各種目標や会員企業のサステナビリティに向けた活動をまとめた「サステナビリティレポート」を2022年より刊行しています。

今回の基本原則の制定により、同連合会は、社会生活に欠かすことのできない紙・板紙製品の生産・供給を行う事業活動を通して、地球環境の維持・向上、従業員の生活水準向上、事業を行う地域社会への経済的貢献、そして透明性の高い企業経営を推進することを宣言しました。

6つの基本原則



制定された「日本製紙連合会サステナビリティ基本原則」は、以下の6つの原則から構成されています。

1. 責任ある安心安全な製品供給: 継続的なイノベーションに取り組み、人々の生活を支える安心安全で優れた製品を安定的に供給します。
2. 地球環境の保全と再生: 事業活動が気候変動や生物多様性などに及ぼす影響を把握し、負荷低減に努めます。技術開発や自然資本の適切な管理、資源循環の促進、産業間の連携を通じ、環境に関する積極的な取り組みを推進します。
3. 人権の尊重: 人権に関する国際規範・法令などを遵守し、すべての人々の人権を尊重します。
4. 労働環境の向上及びダイバーシティ・インクルージョンの推進: 従業員の安全と健康を守るため、重篤災害の撲滅に向けて労働環境のさらなる向上を推進するとともに、従業員の生活水準の向上に資する取り組みを推進します。また、社会情勢の変化に柔軟に対応し、ダイバーシティ・インクルージョン社会の実現に貢献します。
5. ガバナンスの推進: 内部統制の構築・強化とコンプライアンスの徹底を通じてガバナンスを強化し、公正で透明性の高い企業経営を推進します。
6. 連携と協働: 国際機関や政府、地域社会などとの連携を強化するとともに、積極的な情報開示やステークホルダーとの対話を通じて課題の克服に取り組みます。

持続可能な社会の実現に向けて



同連合会は、これらの原則を遂行していくことで、事業を通じた社会的責任を果たし、取組状況の定期的・客観的な評価・検証による継続的な改善を行っていきます。さらに、持続可能な社会形成に向けた経営トップによるコミットメントと積極的なメッセージの発信に努めていきます。

日本製紙連合会の取り組みは、製紙業界全体のサステナビリティ向上に大きく貢献するだけでなく、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となることが期待されます。

会社情報

会社名
日本製紙連合会
住所
東京都中央区銀座3-9-11紙パルプ会館6階
電話番号
03-3248-4801

トピックス(経済)

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