12月22日はジェネリック医薬品の日
毎年12月22日は「ジェネリック医薬品の日」です。ジェネリック医薬品とは、新しい医薬品、いわゆる先発医薬品と有効成分が同じで、品質、効き目、安全性が同等である医薬品を指します。これは、先発医薬品の特許が切れた後に厚生労働大臣の承認を得て製造されるもので、科学的な基準を遵守しています。このような医薬品は新薬よりも開発費が安価で抑えられるため、消費者にとっても手に取りやすい価格で提供されるのが大きな特長です。
ジェネリック医薬品の普及とその重要性
日本国は、2020年9月までにジェネリック医薬品の使用割合を80%とする目標を掲げ、多様な施策を講じてきました。その成果として、2019年3月時点で全国利用割合は77.7%に達しました。この普及は医療の質を保ちつつ、医療経済にも大いに貢献することが期待されています。ジェネリック医薬品の利用拡大が進むにつれ、周囲の環境も変わっていくでしょう。
記念日を通しての取り組み
この「ジェネリック医薬品の日」には、正しい理解を広めるだけでなく、その意義や役割、さらには今後の課題について考える機会として位置づけられています。2020年以降、関係各所の理解と協力を得る中で、未来に向けたビジョンも明らかにしていく取り組みが行われています。
NPO法人ジェネリック医薬品協議会の役割
ジェネリック医薬品に関する正しい理解を広め、その役割を普及させることを目的に活動しているのが、NPO法人ジェネリック医薬品協議会です。この団体は、2007年に設立され、東京都大田区に拠点があります。理事長は東北医科薬科大学病院薬剤部長の渡邊善照氏が担当しています。
主な事業内容
- - 普及促進のための戦略的研究: ジェネリック医薬品の効果をより理解するための調査・研究を行っています。
- - 品質保証の強化: より高品質な医薬品を提供するための努力を続けています。
- - 提言活動: 国や自治体に対してジェネリック医薬品の利用を促進する提言を行っています。
- - 啓発活動: 一般市民への情報提供や意見交流を行い、理解を深める機会を設けています。
- - 施策の効果解析: さまざまな施策の影響を評価し、その結果をフィードバックしています。
- - 国民向けの公開講座: 市民に向けた講座やセミナーを開き、実際の利便性について啓蒙しています。
今後の展望
ジェネリック医薬品の認知度向上は、日本の医療経済を強化し、質の向上にもつながります。市民の皆さんも、正しい知識を持ち、日常の医療においてジェネリック医薬品を選択することが大切です。これからの医療において、より良い選択肢を提供できるよう、NPO法人としての役割を果たしていきます。この記念日を契機に、ジェネリック医薬品について考えてみませんか?
【お問い合わせ先】
NPO法人ジェネリック医薬品協議会
専務理事:太田進
TEL:03-3756-0192 または 090-4214-3758(平日9時~17時)
e-mail:
[email protected]
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