新たな企業向け研修プログラム「Piscine Pro Python」について
東京都港区に本社を置く一般社団法人42 Tokyoが、短期集中型の企業向け研修プログラム「Piscine Pro Python」の提供を開始しました。この研修は、実務で広く使われるプログラミング言語Pythonに特化しており、5日間という短時間で集中的に学ぶことができます。
特徴的な研修内容と目的
このプログラムの開始背景には、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進やAI技術の急速な発展があると言われています。これに伴い、Pythonのスキルが企業にとって必要不可欠となってきました。また、ただ技術を習得するだけでなく、変化に柔軟に対応できるIT人材を育成することも求められています。そこで、42 Tokyoは「ピアラーニング」や「課題解決型学習」という独自のスタイルを取り入れたこのプログラムを立ち上げました。
研修に参加することで、同業種やキャリアの異なる参加者と群れを成し、共に課題に取り組むことで、技術だけでなくコミュニケーション力や問題解決力も向上させることを目指しています。
初回の研修実施と参加企業
2023年11月には、初回の研修が実施され、清水建設、Astemo、日立ハイテク、ジョルダンの4社から計10名のエンジニアが参加しました。研修は42 Tokyoの新宿キャンパスで行われ、独自に開発されたPythonの課題に取り組みました。最終課題では、チームで協力しながら「wordle」という文字当てゲームを完成させ、そのプロセスでの協働が強調されました。
参加者からの感想
研修を通じて参加者同士の交流が生まれたことが、特に評価されています。参加者の一人は、「課題を解決するために、講師ではなく参加者同士で解決策を話し合えることが良かった」と振り返りました。また、「異なる視点からの意見を得ることで、自身の考え方も広がりました」との声もありました。
企業からの支持
各参加企業からも価値を感じたとするコメントが寄せられています。
- - 清水建設株式会社は新入社員を対象に、基礎知識の習得と協働スキルの養成が目的だったと述べ、チームごとの独自のアプローチがとても興味深かったと語っています。
- - Astemo株式会社の担当者は、データ活用や自動化を学び、ピアラーニングによって伝え方や協働力を高めることができたと感想を述べました。
- - 日立ハイテクにおいては、対面でのコードレビューを通じ、参加者が多様なスタイルを実際に学ぶことができた点を重視しています。
- - ジョルダン株式会社は、実際に参加してみることでピアラーニングの素晴らしさを実感し、エンジニアにとって貴重な経験であったと評価しました。
お問い合わせについて
この新しい研修プログラム「Piscine Pro Python」に興味がある企業の方は、公式フォームからお問い合わせが可能ですので、ぜひご利用ください。興味をお持ちの企業様には、具体的な情報が整備していますので、お待ちしております。
42 Tokyoについて
42 Tokyoは、フランスの実業家によって設立された学費無料のソフトウェアエンジニア養成機関です。2020年に日本初のキャンパスが開校し、現在までに31か国57拠点に展開しています。また、世界大学ランキングでの評価も高く、誰もが挑戦できる環境を提供しています。運営は、さまざまな企業の支援によって成り立っています。
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