亀岡市でアユモドキ保護のためのクラウドファンディングを開始
京都府亀岡市が、合同会社Pens and Needlesと連携し、絶滅危惧種であるアユモドキの生息環境を保護するためのクラウドファンディングを開始しました。この取り組みは、亀岡市と岡山県の一部にのみ生息する珍しい淡水魚、アユモドキを未来へ継承することを目的としています。
クラウドファンディングの内容
このプロジェクトでは、寄附金を基にアユモドキの調査と環境保全活動、産卵地の維持管理、体験学習プログラムの実施などに資金を活用していきます。また、寄附者にはアユモドキをテーマにしたオリジナルカードゲーム「#あゆまもカードゲーム」が提供される他、NFTアートと環境保全に関連したコミュニティへの招待もあります。
アユモドキとは
アユモドキは、日本特有の淡水魚であり、国の天然記念物にも指定されています。外見や泳ぎ方はアユに似ていますが、実際にはドジョウの仲間です。かつては琵琶湖や淀川で広く見られましたが、現在では亀岡市と岡山県の一部にしか生息していません。環境省のレッドリストでは、「絶滅危惧IA類」に分類されており、野生での絶滅の危険性が非常に高い種とされています。
返礼品の魅力
ふるさと納税を利用したこのクラウドファンディングでは、寄附者は「#あゆまもカードゲーム」を受け取れるほか、特別版のNFTアートも手に入れることができます。このゲームは、アユモドキの生態について楽しく学べる内容になっており、地域のアーティストがデザインを担当しています。そのため、地元の小学生や一般市民から観光客までもが参加しやすい仕組みとなっています。
あゆまもプロジェクトの意義
「#あゆまもプロジェクト」は、アユモドキの生息環境を守るために設立され、8月1日には環境学習の拠点となる施設「サーキュラーかめおかラボ」もオープンしました。この施設では、さまざまな環境問題について学び、実際の活動に参加するためのプログラムが提供されます。特に、親子で楽しめるカードゲームを通じての環境学習は、地域外からの訪問者にも魅力となるでしょう。
環境拠点施設
「サーキュラーかめおかラボ」は、亀岡市の環境政策を広く教えるための施設です。この地で行われるワークショップや展示は、子どもたちが環境問題に親しみ、理解を深める良い機会になるでしょう。コミュニティイベントに参加することで、寄附者は特典を受けられ、地域との結びつきも強まります。
亀岡市を応援しよう
亀岡市長の桂川孝裕氏は、アユモドキを通じて地域の自然環境を守る重要性を強調しており、今回のプロジェクトが市民と一体となった保護活動になることを願っています。ぜひ皆様もこの取り組みにご参加いただき、亀岡の自然とアユモドキの未来を守る一員となってみませんか?
関連リンク
亀岡市の公式ホームページ
クラウドファンディングの詳細はこちら
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アーティスト「キモトユウコ」の情報
このプロジェクトは、持続可能な地域づくりと自然環境保護の重要性を示す素晴らしいモデルケースとなるでしょう。アユモドキと亀岡市の未来のために、ぜひご協力をお願いします。