企業の採用活動の変化
2024-09-30 12:03:00

新世代の価値観が変わる中、企業が採用活動を見直す時代に突入

株式会社学情が実施した調査によって、採用活動や新入社員受け入れに関する価値観の変化が浮き彫りになりました。約7割の人事担当者が「これまでの世代との違いや価値観の変化を感じる」と答えており、その傾向は明らかです。

調査の概要


学情では、企業の人事担当者を対象にインターネットアンケートを行い、2024年8月30日から9月13日までの間に661件の有効回答を得ました。調査結果からは、若い世代が求める職場環境やキャリアに対する新たな価値観が見えてきました。

世代間の価値観の違い


調査によると、28.6%の担当者が「強く感じる」とし、さらに39.6%が「どちらかと言えば感じる」と回答したことから、合計約7割が価値観の変化を実感しています。特に、新入社員たちは自分の学びや資格を生かしたいという意識が強く、成長放や社会貢献を重視する傾向が見られました。

「自分のやりたいことが明確で、それに向かって行動している」という声や、研修内容やキャリアプランについて積極的に質問する点も、企業にとって重要なポイントとなっています。このように、新しい世代は自己実現や社会貢献を重視しているでしょう。

キャリアの自律


新卒での就職を「ファーストキャリア」ととらえ、自身のキャリア形成に自ら責任を持つ意識が広がっています。それを受けて、約6割の企業が受け入れ方法や人事制度を見直そうとしています。具体的には、新入社員の受け入れ方法や人事制度を変更したまたは変更を予定している企業は14.6%、さらに「変更を検討中」の企業は43.9%に達しました。

このことから、自分のキャリアに対する意識が高まる中、企業側も適応が求められています。特に、「キャリアの自律」に対する関心が今後の採用戦略に大きな影響を与えることが予想されます。

変更点の焦点


具体的には、研修制度の見直しが最も多く、全体の60.6%の企業がこの点での変更を検討しています。さらに、給与体系(45.1%)や配属方法(39.8%)の見直しも進められています。これらの変化は、新たな世代の価値観に応じた柔軟な対応が求められていることを示しています。

結論


これまでの採用活動や人事制度は固定的でしたが、これからはより柔軟で多様な考え方が必要です。企業は新世代の声に耳を傾け、共に成長する姿勢を持つことが重要になっています。今後の社会人教育は、この価値観の変化と共に進化し続けることでしょう。新しい時代に向けた人事戦略が求められる中、企業の対策が注目されます。


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会社情報

会社名
株式会社学情
住所
東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX9階
電話番号
03-6775-4819

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