トレードシフト、電子インボイスの日本標準仕様に対応へ大きな一歩

トレードシフト、電子インボイスの日本標準仕様に対応へ



グローバルな電子取引プラットフォーム“Tradeshift”を提供するトレードシフトジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:菊池 孝明)は、2020年12月14日に発表した内容が注目を集めています。それは、日本国内における電子インボイスの標準仕様が国際規格“Peppol”に準拠すること、そして、これに伴い自社の電子取引プラットフォームTradeshiftも日本独自の仕様に対応する方針を決定したというものです。

日本の電子インボイス普及に向けた決意



日本における電子インボイスの導入は、今後のビジネスシーンにおいてますます重要性を増していきます。2023年10月から開始される新しいインボイス制度により、企業が請求書に記載する項目が法制化され、これまでの独自仕様からの脱却が求められることとなります。この背景を受けて、トレードシフトは従来の紙の請求書を電子インボイスへ移行するデジタル業務プロセスを確立する必要性を強く認識し、電子インボイス推進協議会に参加しています。

この協議会の活動を通じて、トレードシフトは日本の法令や商慣習に応じた「日本標準仕様」を策定し、普及に向けた具体的な取り組みを進めていく意向です。

国際的な認証を有するTradeshift



Tradeshiftは、国際標準として認められているISO/EC 19845:2015のUniversal Business Language(UBL)を基にした電子文書のフォーマットを採用しています。これにより、世界中のさまざまな国々において電子インボイスの接続実績を持ち、前回の発表で触れたように、デンマーク、スウェーデン、ベルギー、シンガポールと、今回の日本を加えて合計5カ国目での対応となります。この国際的なネットワークは、日本の企業にとっても非常に大きなメリットをもたらすことでしょう。

幅広い利用を目指して



今回の搭載により、トレードシフトはますます多くの企業にサービスを提供することが可能になり、特に大企業から小規模事業者に至るまで、さまざまなニーズに応えることを目指しています。また、サービスの拡充はそのままコスト削減や業務効率化をもたらし、競争力を高める要因ともなります。

まとめ



トレードシフトジャパンが電子インボイス推進協議会と協力し、日本国内での電子インボイス普及に向けた努力を続けていくことは、今後のビジネス環境において非常に大きな影響を与えるでしょう。特に2023年の新制度に向けて、トレードシフトは日本市場に対して必要な対応を進めつつ、企業が利便性を享受できる環境作りを推進しています。今後の展開に野心的な期待が寄せられています。

会社情報

会社名
トレードシフトジャパン株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2丁目24-12渋谷スクランブルスクエア39F
電話番号
050-1743-1970

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。