新たなカーボンフリー電力モデル
2025-07-24 11:40:03

JR中央線コミュニティデザインとJERA、世界初の24/7カーボンフリーモデルを構築へ

世界初の24/7カーボンフリー電力モデルとは



2023年、株式会社JERAと株式会社JR中央線コミュニティデザインは、新たなカーボンフリー電力モデルの構築を発表しました。両社の提携により実現するこのプロジェクトは、環境への配慮と持続可能な社会の実現に向けた重要な取り組みです。

バーチャルPPAの導入



JERAは、自社が開発した太陽光発電所由来の環境価値を、JERAの子会社であるJERA Crossを通じてJR中央線コミュニティデザインに供給するバーチャルPPA(Power Purchase Agreement)を導入します。この仕組みにより、発電した電力は市場で供給され、環境価値は消費電力とマッチングされて可視化されます。このモデルは、企業が自社による電力の環境負荷を緩和する手段となります。

24/7カーボンフリーの実現



特に注目すべきは、JERA Crossによって提供されるPoint24/7システムです。この技術は、電力供給地点を密に分散させることで、需要に応じた電力供給の検出と予測を可能にします。これにより、使用量に合ったカーボンフリー電力が提供されることになります。Point24/7の社会実装は世界初の取り組みであり、特許も取得済み(特許番号:7607106、7624110)です。

具体的な供給計画



供給開始は2025年8月1日を予定しており、以下の地点に供給が行われます。
1. 株式会社JR中央線コミュニティデザイン本社(東京都小金井市)
2. 中央線ビアワークス(東京都小金井市)
3. セレオ八王子 第2駐車場(東京都八王子市)

このように両社は、地域に密着した取り組みを通じて、環境問題への意識を高めることを目指しています。

企業のビジョン



JERAグループは「JERAゼロエミッション2050」を掲げており、2050年までにCO2の実質ゼロを達成するため、再生可能エネルギーの活用を拡大していく方針です。また、JR中央線コミュニティデザインは、「ここにしかないくらしをつくる」という経営ビジョンに基づき、地域独自の魅力を創出しながら持続可能なサービスを提供しています。再生可能エネルギーの導入によって、JR東日本グループ全体の環境への取り組みも一層強化されるでしょう。

おわりに



このプロジェクトは、地域や企業が協力し合い、持続可能な社会を共に作り上げる一環です。環境に優しい電力供給のモデルケースとなることで、多くの企業や地域が同様の取り組みを進めるきっかけになることが期待されます。今後の進展に注目していきたいところです。


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会社情報

会社名
株式会社JR中央線コミュニティデザイン
住所
東京都小金井市本町1-18-10小金井本町ビル5階
電話番号
042-316-4401

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