AIとバーチャルヒューマン技術を融合した面接官の開発が始動

AiHUB株式会社とPeopleXが手を組む

日本の技術革新を担うAiHUB株式会社（以下、AiHUB）と、HR領域に特化したPeopleX株式会社（以下、PeopleX）が、AIバーチャルヒューマン面接官の開発を開始しました。両社はそれぞれの強みを生かし、採用の新たなスタンダードを目指しています。

プロジェクトの背景

バーチャルヒューマン技術は、エンターテインメント業界だけでなく、他の多くの領域でもその活用が期待されています。AiHUBは、生成AIを活用したバーチャルヒューマンの研究開発に注力してきましたが、今回のプロジェクトを通じてHR領域への進出を果たします。PeopleXが持つ人材採用に関する知見と、AiHUBのバーチャルヒューマン技術の融合によって、採用担当者の負担を軽減し、公正な面接を実現するためのソリューションが提供されます。

具体的な機能と展望

この新しいAIバーチャルヒューマン面接官は、実装予定の機能が複数あります。主な機能には以下のものが含まれています：

- 音声面接機能：AIによるリアルな音声で面接を実施。
- 面接動画の閲覧機能：面接の様子を後から確認可能。
- 面接内容の書き起こし・サマリー閲覧機能：面接の内容を簡潔にまとめた情報を提供。
- 質問タイプの選択機能：候補者に適した質問を選べる。
- アバタータイプ選択機能：様々なバーチャルヒューマンの見た目を選べる。
- ATSとの連携機能：既存の採用管理システムと連携。
- 専門スキル診断：職種に応じた専門的なスキルを評価。

これらの機能により、面接プロセスがよりスムーズに行えるようになります。

バーチャルヒューマンとは

バーチャルヒューマンとは、AIや3DCG技術を駆使して実在する人間に似た見た目と対話・感情表現をシミュレーションするキャラクターです。アイディアと技術革新が相まって、2030年には市場規模が5,275億8000万米ドルに達するとの予測もあります。このような状況から、多角的な活用法が期待されています。

AiHUBとPeopleXの詳細

AiHUB株式会社は、2023年に設立された新進企業で、エンターテインメント関連のバーチャルヒューマンを得意としています。PeopleXは、人的資本管理をサポートするHRプラットフォームに特化しており、企業のエンプロイーサクセスを推進します。両社の協力により、今後多様な領域において業務効率を向上させ、ユーザーに新しい体験を提供することが期待されています。