サイレントパイラーの50年
2025-06-30 16:54:51

半世紀の歴史を誇る「サイレントパイラー™」の進化と未来

「サイレントパイラー™」誕生50周年



株式会社技研製作所が製造、販売を手掛ける油圧式杭圧入引抜機「サイレントパイラー™」が、誕生50周年を迎えました。1975年7月に第1号機が世に出て以来、常に社会や市場のニーズに応えて進化し続けてきました。今年の1月には累計生産台数が4000台を超え、すでに100以上の機種が展開されています。これにより、同社は40か国以上での採用実績を誇り、持続可能な社会の実現に寄与しています。

創業の理念と事業の発展


技研製作所は「公害対処」を掲げて創業しましたが、その根底には社会課題を解決したいという強い思いがあります。例えば、無振動・無騒音施工による工期の短縮やCO2削減を実現し、地震や津波、洪水に耐えうるインフラの構築を迅速に行う技術を提供してきました。また、自然災害が激化する現代において、防災企業としての成長を遂げています。ただ単に技術を提供するのではなく、顧客や現場の声を反映した新しい機械や工法を生み出すことで、未来の安全な町づくりを目指しています。

「サイレントパイラー™」の技術的特長


「サイレントパイラー™」は、地中に押し込まれた杭が生み出す引抜抵抗力を利用し、次の杭を油圧で静かに埋め込む「圧入原理」を世界で初めて実用化した機械です。これにより軽量でコンパクトな機体が大きな力を発揮し、他の杭打機には見られない特異な利点を持っています。実際、高速化、軽量化、システム化、自動化という形でその技術は進化を続け、さまざまな地盤条件にも対応する機種が開発されています。

未来への挑戦


今後、技研製作所は新たな「開発型企業」として、技術革新に取り組みます。特に労働力不足が深刻な建設業界に対しては、自動化や遠隔操作を可能にする「DX化」が求められています。さらに、世界各地の様々な社会課題に取り組むと同時に、宇宙開発にも関与しています。月面基地建設を視野に入れた技術研究開発に参画し、宇宙での圧入技術の活用計画を進めています。

社会に貢献する圧入技術


圧入技術は、日本だけでなく世界中のさまざまな社会課題を解決する鍵を握っています。日本以外にも、世界中にはこの技術を用いる必要がある現場が多数存在し、潜在的な需要は計り知れません。技研製作所は、これまで培った経験と技術力を基に、持続可能な社会の構築に尽力します。

結論:未来を見据えた企業として


技研製作所は、50年という歴史を歩んできた中で、常に前向きな進化を遂げてきました。今後も、この技術を通じて社会のニーズに応えるとともに、新世代の技術革新を推進することで、未来の安心・安全なインフラの提供を続けていくことでしょう。技研製作所の「サイレントパイラー™」は、これからも現場で多くの人々の安全と安心を支え、さらなる挑戦に向かって進んでいきます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

会社情報

会社名
株式会社技研製作所
住所
高知県高知市布師田3948-1
電話番号
088-846-2933

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。