BORIKI絵本リユースプロジェクト
2023年10月16日、旭化成ホームズ株式会社と旭化成不動産レジデンス株式会社が共同で「BORIKI絵本リユースプロジェクト」を開始しました。これは、グループ社員から寄付されたリユース絵本を通じて、入居者の子育てを支援する新しい取り組みです。
このプロジェクトは、社員が自宅にある読み終えた絵本を寄付し、その絵本をリユースできる状態に整え、入居者に届けるという仕組みです。具体的には、2024年9月1日から提供される「BORIKIえほん箱」というサービスを通じて、入居者に絵本と共に社員のメッセージが届けられます。
プロジェクトは、寄付の募集開始から約半年で、目標の600冊を超える632冊の絵本を集めることに成功しました。これらの絵本は、社員サポーターによってクリーニングされ、専用ステッカーとメッセージを貼付する作業が行われました。さらに、入居者と社員サポーターの交流会も催され、絵本の仕分けなどが行われました。
子育て支援としての絵本リユース
「子育て共感賃貸住宅『へーベルメゾンBORIKI』」では、入居後にコミュニティを形成しながら子育てを支える様々なサービスを提供しています。この「BORIKIえほん箱」プロジェクトもその一環であり、入居者同士のつながりを深める新たな試みです。子育て中の親たちが、絵本を通じてコミュニケーションを豊かにし、子供たちに素晴らしい読書体験を提供することを目指しています。
絵本を通じた想いのつながり
寄付された絵本には、社員からのメッセージが添えられています。このメッセージは、寄付した社員の思い出や絵本にまつわるエピソード、そして未来の読者に向けたメッセージです。これにより、絵本を受け取る親子は、ただの物としてではなく、社員との緩やかなつながりを感じながらその絵本を楽しむことができるのです。子どもたちにとっても、物の大切さやメッセージを通じて他者とのつながりを学ぶ機会となります。
地域への貢献と未来の展望
旭化成グループは、リユース絵本をグループ内の物件に届けるだけでなく、将来的には地域全体の子育てコミュニティを形成することも視野に入れています。このプロジェクトを通じて、地域の子どもたちにも絵本の魅力を伝える活動を進めていく考えです。絵本がもたらす豊かな体験を地域全体で共有し、子育てをしやすい環境を整えることで、親たちが抱える孤独感を解消することも期待されています。
このように、「BORIKI絵本リユースプロジェクト」は、旭化成が目指す循環型社会の実現に向けた取り組みの一環として、子育て支援と地域貢献を同時に進める斬新な試みです。今後の活動に期待が寄せられています。